衝撃!2045年以降の人間社会は予測不明である理由


コンピュータの性能は、コンピュータの誕生以来すごい勢いで向上しています。現在は人工知能、AIの研究も進められ、コンピュータ新時代の到来はすぐそこにあるかのように思えます。

そんな中、AIがAIを作る、というニュースが飛び込んできました。

GoogleのAIが自力で「子AIの作成」に成功、しかも人間作より優秀 | BUZZAP!(バザップ!)

これはいったいどういうことなのでしょうか?

来るべきその時は2045年?

以前、ムーアの法則とシンギュラリティについての記事を書きました。

ムーアの法則が乱れる!

ムーアの法則というのは、簡単にいうとコンピュータの性能が18か月で2倍になるという法則です。もちろんそういうルールがあるのではありません。これまでの歴史をたどると、そのように発達しているという結果論の法則です。そんなムーアの法則が、もう数年で終わるとも言われています。これはコンピュータの進化が止まる、ということかとそういうわけではなく、コンピュータの技術は集積回路の発達とはまた違うベクトルで行われる、次の段階に入るということなのかなと彩雨さんは思っています。

シンギュラリティというのは、簡単にいうとAIが人間を超える瞬間のことを言います。技術的特異点ともいいます。超える、というのはあいまいで、もうすでに囲碁などではAIのほうが人間より強かったりもします。コンピュータの性能は先に述べたムーアの法則もそうですが、ぐんぐん成長しています。今は大きなグラフでいえば、まだまだ人間が予測できる範囲の成長です。当たり前ですが。しかし、きっとコンピュータの性能はこのままぐんぐん向上すると、人間が予想できない範囲での成長を遂げることになるでしょう。グラフにすると成長しすぎて、もう縦線なんじゃないかと思うくらいになります。彩雨さんの考えるシンギュラリティはそういうことなんじゃないかと思っています。

そのシンギュラリティは2045年に起きるのではないかといわれています。もうすぐですね。

AIがAIを産むことの意味

ちょっと内容がSFっぽくなって楽しいです。

さて、AIがAIを作り、さらにそのAIの性能が人間が作ったものより性能がいい、というニュースがありました。AIについてはアヤノ.メでも講義でもちょいちょい登場します。

新曲作りました。聴いてください。タイトルは「Utopian Rivers」です。

こちらの記事にも紹介したのですが

AIの強みは、1,000作書いて駄目でも、平気で1,001作目を書けること

という話がありました。AIというのは、モノづくりにもしかして向いているのではないかと思います。人間も根性はありますが、同じ真似はできません。

作品作りではなくAIでもそうで、いつかはAIがモノづくりをする時代になるかもしれません。その時に、もしかしたら人間では作ることができないようなものを生み出すかもしれません。さらに、AIがAIをも作るようになります。同様に人間では作ることのできないAIを作るでしょう。

そうなると、もう人間がこの先の未来を作ることができなくなります。AIがこの世を支配する、なんてマトリックス的な話はしませんが、人間が予想できないスピードでコンピュータが成長を遂げる可能性もあります。夢のような話ですが、時期としてはすぐそこまで迫っているのですね。

進化のスピードは無限大、生命が長い時間かけて進化したその歴史を、AIがはるかに早いスピードで繰り返し、追い越してしまうかもしれません。ちょっと楽しみ、ちょっと怖い、そんな社会は僕らが生きているこの21世紀に登場するかもしれませんね。