オリンピックから考える”業界”


オリンピックも後半戦へ。
リオ五輪はだいぶメダルラッシュで、東京オリンピックを次に控えているということもあり、盛り上がりを見せていますね。
自分の好きなサッカーは予選敗退してしまいましたが、毎日いろいろな競技を見ています。
ちょうどいま、これを書きながら女子マラソンがやってるところです。

オリンピックもWEB配信へ

今回のオリンピックから、本格的なWEB配信が始まったのも特徴的です。

日本との時差12時間というハードルを乗り越えてリオオリンピックを見るには、ネット配信やアプリが便利だ。代表的なサイトやアプリと活用法を紹介する。

情報源: オリンピックはネットを使って見逃さない! – 日経トレンディネット

オリンピックは種目も多く、マイナーな競技もこうして中継される可能性が増えるのは、WEBの正しい使い方でしょうね。
実は2012年のロンドン・オリンピックではBBCですべての競技が生中継されていたようです。
日本でも最近は見逃し配信など、WEB配信に対してようやく積極的に乗り出した印象があります。
テレビ放送をWEBで生配信するのも、本来は技術的には十分可能と思われます。
それになかなか踏み出せないのは、スポンサー(CM)の問題もあるでしょうが、根本的に放送業界とネット業界の垣根の問題もあるかもしれませんね。

“ネット業界”ってなんだろう

“ネット業界”と一言で片付けてしまうのは簡単なのですが、インターネットはさまざまな業界とからみ合っています。
放送業界も動画配信という意味ではニコニコ動画やYouTubeなどとも関係しあってるわけです。
ゲーム業界も、GREEのようなSNSサービスも携帯ゲームに参入しているように、ゲーム業界とリンクされていますね。
そういう意味では、音楽業界で見てみるとどうでしょう。
iTunesのようなネット配信販売やAWAのような音楽聴き放題サービスもそれに当てはまりそうですが、コンテンツというキーワードで考えると難しいところです。
Greeもニコニコ動画も独自のコンテンツを持っているのに対し、音楽関連のWEBサービスは既存の音楽作品、すなわちレコード会社と連携をとり配信しているわけで、独自のコンテンツを持ってるとは言いがたい状況といえるでしょう。
こういうところに、なにか新しいビジネスチャンスが垣間見えるようにも思います。

さて脱線しましたが、オリンピック、後半戦も楽しみですね。

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