なくなったら困るもの…それはゴム!ゴム!ゴム!


自転車に自動車、生活を支える大事な交通手段です。そして、それらが開発、登場されてから一貫して変わらないのがタイヤです。そんなタイヤですが、ここにきて大きな技術革新が起きようとしています。

それがエアレスタイヤです。

空気入りタイヤが登場して、今年は130年となります。ここにきて、タイヤが次のステップへ進もうとしています。

空気のないタイヤ

文字通り、空気のないタイヤという意味です。空気がないので空気圧の心配も、パンクのリスクもありません。

各社、このエアレスタイヤの商品開発を進めています。

エアレスタイヤにすることで、車両自体の重量が軽くなるというメリットがあります。また、ゴム資源の不足にもストップをかけられそうです。自動車用だけでなく自転車用でもこのエアレスタイヤは登場しそうです。

もうすでに時速120キロに耐えられるくらいの耐久性はあるそうです。しかし、走り心地であったり騒音だったりと、まだまだ課題は多いみたいですね。

天然ゴムと合成ゴム

普段あまり考えたことのないことですが、ゴムには天然ゴムと合成ゴムがあります。タイヤのゴムは両方を混ぜて使っています。ゴム製品は、靴だったり消しゴムだったり、よく考えると身の回りにもたくさんあるものですね。

天然ゴムというのは、ゴムの木からつくるゴムです。ゴムの木は観賞用としても人気のあるものです。この樹脂を使って作ります。天然ゴムは弾力、グリップ力に優れ、タイヤのゴムにも使われている素材です。

合成ゴムは石油から作るゴムです。こちらのほうが丈夫な素材になっています。1926年に登場した技術で、なんとまだ100年も経ってない新しい技術です。まぁよくよく考えれば合成ゴムといっても石油という天然の資源から作るわけなんですけどね。

天然ゴムの不足は、車の普及も一因と言われています。日本では車離れなんていわれてますけど、世界を含めると新車の販売台数は右肩上がりと言われています。そのため今は再生可能な素材で作るタイヤの商品開発なども進んでいます。

ゴム素材なんて身の回りにありすぎてあまり気にしないものですが、天然素材を使っている以上、好き放題乱獲して作ればいいという問題でもありません。また、燃やすことによる環境汚染も考えていかなくてはなりません。今後、もしかしたら新しい技術で環境にやさしい次世代のゴムが登場するかもしれません。そちらにも期待ですね。