QUESTIONより:彩雨さんの子供とお金


QUESTIONより

度々ブログで仮想通貨のお話をされていらっしゃる彩雨さんに質問です。 目に見えないお金が増えた事で、便利な反面、子供にお金の使い方、大切さを教えるのが大変な時代になっていると思います。 彩雨さんならどうやって子供にお金の使い方、大切さを教えますか?


たしかに、目に見えないお金が増えました。子供にとっては自分で稼いだ金でもないですし、お金を使う感覚というのは僕らが育ったころとまた違う面もあることでしょう。

ガチャとか、気をつけないと子供は湯水にようにお金を使ってしまいそうですね。もうそんなニュースも随分前にあったような気もします。

お小遣いが変わる

今は毎月いくら、毎週いくらと親が子供にお金をお小遣いとして渡しているかもしれません。しかし、キャッシュレス社会になれば、これは現金ではなく子供の持つプリペイド型カードにチャージをする、という感覚に変わることでしょう。

その中で、子供はそのお金を使う、という形になるでしょうね。

ちょっと味気ないような気もあるかもしれないですが、そう思うのは僕らが古い人間だからですよ。

実は、親にとってはメリットのあることなのです。これによって、親は子供が何にお金を使っているのか把握することができるからです。また、将来的には指定した店舗以外で使えない、指定したソフト以外で課金できない、そんな仕組みにもできるかもしれません。子供の無駄遣いを抑制するだけでなく、行動も管理することができます。その結果、子供の安全を守ることができます。

お金の考え方が変わる

お金は労働の対価です。しかし、この資本主義社会では、この考え方は必ずしも正しいものではありません。そう、働かなくてもお金を稼げる、それがこの世の中です。

投資、そして相場、この考え方は経済システムでありながら、人間社会のどこにでも存在する考え方なのです。すべてのものは相場で決まります。

先進的な考え方を持つ親は、子供にも投資させる経験を、としているようです。投資に関しては少額でもすることができる仕組みになってきていますからね。さらにメルカリなど個人間売買のシステムも昔より身近になり、結果的にお金を増やすこともできるかもしれません。

昔は、定期的にもらえるお小遣い、手伝いをすればもらえるお駄賃、それで何かを買う、そういった考えが一般的でした。しかし、もしかしたら今後はこの考え方にもプラスアルファの面が見られるかもしれないです。

毎月もらえるお小遣い、子供はそれで何を買うかではなく、それをどうやって増やすことができるのか。そんなことを考える時代が来たりもするかもしれません。

同じように、今もらえるお小遣いの500円と、来月まとめて二ヶ月分もらえる1100円、どっちがいい?みたいな選択肢もあると、お金に関しての考えの幅が広がります。

こういった考え方については、自分も半分くらいいいなと思っています。お金は誰かから当たり前のように定期的にもらえるものだと思ってほしくないからです。子供のときは親がお小遣いくれるんでしょ、大人になったら会社が給料くれるんでしょ、こういった考え方は嫌いです。会社だってなにもないところから、その人にお金をあげてるわけじゃありませんからね。こういった考え方は経済的にも文化的にも生産性を下げると思っています。

まぁ残り半分くらいは、ひねくれたガキに育ちそうだなと思ってますけどね。

とはいえ、こんなものは机上の空論であり、理想論です。子供は斜め上を行きますしね。大人の思うようにはならないものですからね。