耳を塞がないイヤホンが生み出す音の世界


最近話題の製品として、「耳を塞がないイヤホン」というのがあります。これは個人的にも注目しているもので、世の中がどうとらえるのか興味深く見守っているところであります。

耳を塞がないイヤホン

Xperia Ear Duoとかambieといった、耳を塞がないイヤホンが静かな話題になっています。近年のイヤホンの技術としては、いかに外界と遮断するかをテーマにしているものが多い印象で、耳を完全にふさぐカナル型のイヤホンがここ20年くらいで登場し、今はノイズキャンセリング機能の付いた、音の仕組み上、外界の音を遮断できるイヤホンまで登場しています。

外界と遮断し、音楽への没入感を高める製品です。イヤホンの、ある種の完成形であるかもしれません。

耳を塞がないイヤホンというのは、別のアプローチで音楽と生活をコミットさせる手法をとっています。歩行者もイヤホンをすることが多く、外界との遮断は音楽を聴くという行為では有効化もしれませんが、生活、安全で考えると必ずしも有効な手段ではありません。外界と遮断せずに音楽を聴くというのは、大きな意味があることなのです。

同じように耳を塞がないイヤホンとして骨伝導イヤホンというものもありますが、それとはまた違う仕組みのようですね。

耳を塞がないのにも関わらず、音漏れが少ないというのも気になります。このあたりは、いつかヨドバシカメラで試してみたいものです。

スマートイヤホンとしての機能

SONYのXperia Ear Duoについては、Androidと連携してLINEの読み上げや音声アシスタント機能、さらには首を振る方向でスマートフォンを操作できるといった、スマートイヤホンとしての機能を持っています。

実用性については実際に使ってみないとどうなのかよくわからないですけどね。面白いものを作ったなとは思います。

多様化するイヤホンの用途

イヤホンは基本的に音楽を聴くことがすべての用途でしたが、スマートフォンの発達により、音楽を聴く以外にも用途ができ始めています。地図のナビゲーションなどもその一つですし、音声アシスタントもそうです。

そうなると隣の人とも普通に会話もできるし、まわりの音も聞きつつ、スマホからでる音も聞ける、ということも必要になってくるでしょうし、これができるからこそ新しいサービスが生まれるような気もします。

今までありそうでなかった、耳を塞がないイヤホン。これからどのようなサービスを生み出すのか楽しみです。