どうしてこうなった?トランプ氏がアメリカ大統領へ!

世界中がびっくりです。トランプ氏がまさかのアメリカ大統領へ選出されました。最初にトランプ氏の存在が知られたときは、また変なのがでてきたなぁ、と世界中の人が思ったでしょう。それと同時に、彼が大統領に選ばれるはずがないと、そう思った人も多いのではないでしょうか。

トランプ氏の極端な政策が支持を得たのか、もしくは周りの候補者の存在感が足りなかったのか、大統領候補指名の選挙はあれよあれよと票を伸ばし、共和党の指名を受けることになりました。しかしまだ7月、民主党はあのヒラリー・クリントンですから、いくらなんでも…というのが世論の反応だったと思います。

事実、ギリギリまでクリントン氏が優勢に選挙戦を進めていました。いくらメール問題、健康問題などあったにせよ、トランプ氏はスキャンダルの宝庫でしたからね。しかし、選挙直前になりトランプ氏の支持率が急上昇し、今日みなさんも知るような選挙結果になったわけです。

実は潜在的な支持率はあったのか?

6月の”あの国民投票”を思い出します。そう、イギリスのEU離脱をかけた国民投票です。あのときは、まさか国民投票でEU離脱派が勝つとは思ってもいませんでした。みんな離脱しない方に投票するだろうと油断していたら、まさかの離脱派が勝利してしまったのです。イギリスのときは年齢層が高めの保守層が離脱派だったと言われています。あの日のロンドンが晴れていたら違う結果だったかもしれませんね。

今回のアメリカ大統領選挙を保守的な層と革新的な層との戦いと置き換えて考えてはいけませんが、そういった側面があったのも事実です。クリントン氏は女性ということもあり、初の女性大統領としての期待もありました。一方でトランプ氏は、違法移民やイスラムにNOを突きつけ、TPP撤廃、日本の製品に関税をとまで掲げ、アメリカの利益最優先を強調していた感があります。(勝利宣言のスピーチでは外国とうまくやるみたいなことも言ってましたけど)

さて、最近になって報道されはじめたのが、「隠れトランプ支持層」という存在です。

アメリカ大統領選で共和党のトランプ氏が歴史的な大接戦を制した。番狂わせの「勝利」 – Yahoo!ニュース(日本テレビ系(NNN))

情報源: 「隠れトランプ支持者」大統領選に影響か(日本テレビ系(NNN)) – Yahoo!ニュース

数字に現れにくいトランプ支持層、これが選挙戦に影響を与えたのでしょうか。事実、今日報道されていた出口調査の結果では、黒人やヒスパニック系の大半はクリントン氏に、白人の大半はトランプ氏に投票したという報道もありました。

とはいえ、もちろんトランプ氏に投票した人がみんなちょっと過激で差別的な人だ、というわけではありません。今日の選挙特番でアヴェンジャーズとスーパーマンで比喩した方がいたのですが、ワンマン気質のあるトランプ氏をアメリカ国民が望んだ結果とも言えます。クリントン氏はオバマ政権をそのまま踏襲することを表明していました。オバマ大統領の支持率が低いわけではないですが、何かを変えたいという気持ちがトランプ氏への投票へと繋がったのかもしれません。

現代の行き詰まりを象徴した2016年

EU離脱の国民投票、そして今回の大統領選挙。どちらもまさかの結果となりましたが、これがこの時代の選択なのでしょうか。この100年間、すごいスピードで考え方も技術も進化していきました。もしかしたら、その歪みが現れ始めているのかもしれません。これからのアメリカ、そして世界の動きを注意深く見守っていきたいですね。