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ねぶた祭の高額駐車場、チケット転売から考える資本主義の限界


先日行われた青森のねぶた祭り。日本の数あるお祭りの中でもとても有名で、毎年たくさんのお客さんが集まる夏の一大イベントです。

そんなねぶた祭りですが、1時間5000円という法外な金額での駐車場代金が話題になっています。

ねぶた祭超高額駐車代、76人支払い 6万5千円の人も(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

1時間5000円、もし気づかず入庫していたら、恐ろしい値段です。

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超高額な駐車場代金

駐車場代金は、当たり前ですが場所によって異なります。東京でも銀座や六本木などはかなり高額です。そうでなくとも、例えば駅の近くなどは高いことが多いですよね。

需要によって金額が違うというのは当たり前のことで、場所によっては夜のほうが安いところもあれば、高いところもあります。すべては需要と供給の関係で決まります。もっとも、これは駐車場に限る話でもないです。アーティストによってチケット代が違いますし、季節によって野菜の値段も違います。

とはいえ、1時間5000円というのもなかなかのものですね。ねぶた祭で多くの人が集まりますし、その分値段が上がるのも仕方のないことかもしれません。しっかりと値段が上がっていることを明記してありましたし、この駐車場の対応が悪いという話ではありません。ただ、ホテルの駐車場でもあり、ホテルの宿泊者以外に車を止めてもらいたくないという意図もあったそうです。ぼったくろうとした意図はなかったでしょうが、それでも6万5000円も支払った人もいたそうです。

とはいえ、そうしっかり書いてあるのだから、なにも法的には問題はないのです。

資本主義には限界がある

実は最近よく思うのですが、自由経済、資本主義には限界があると思っています。

ここで問題になってくるのが、需要があれば値段を高くしていいのかということです。オークションは需要に応じて値段が変わっていきます。自由経済、資本主義の社会とはいえ、見境もなく需要と供給の関係だけで値段が決まっていくのは、いいことではないように思えるのです。ある程度常識の範囲内で行うことが重要です。

これはチケット転売の話にもつながってくることです。たしかに希少価値の高いチケットでしたら、それはオークションなどで高額になることはありえることでしょう。先日もチケット残数などで金額が変わるというシステムの紹介をしました。それ自体については自由経済、資本主義の考え方では正しいことかもしれません。では何がダメかというと、それは健全ではないのです。

今は猛暑です。アクエリアスやポカリスエットなどのスポーツ飲料が品薄になっているといわれています。モノによっては、需要過多で販売停止になっているものもあるとか。

そうなるとこの経済の理論ですと値段が上がるわけですが、じゃあコンビニでスポーツドリンクが500円で売っているかというと、売られていませんよね。価値があったとしても、その値段を上げればいいかというと必ずしもそうでないということです。でもお金持ちしかスポーツドリンクが飲めなくなってしまいます。まぁディズニーランドとかでは飲み物の値段が高かったりしてアレですけど。よく災害ものの作品などで、ペットボトルの飲み物が1万円とか、そういうシーンってありますよね。それは自由経済という意味では当然正しいのでしょう。しかし、それでは社会は崩壊します。繰り返しになりますが、常識の範囲内であることが好ましいのです。ですが、オークションという自由経済を象徴するようなシステムに組み込まれますと、簡単にその常識の範囲内を突破してしまうのです。そこに問題があります。

電車が止まったとき、追加でお金を払えば優先的に乗せてもらえるってわけでもありません。電気が不足しても、じゃあ電気代を上げればいいかというとそういう問題でもありません。医療、交通などの生活インフラはとくにそうですが、それ以外のものでも当てはまります。

そういう意味では、この社会は需要と供給だけですべての経済活動がなされているわけではありません。偉い人たちがいろんなものを調整しながら、うまくやっているわけですね。

とはいえ、モノを売る側は、そりゃもちろん儲けたいからやってるわけです。「チケットに価値があるなら最初から高額で売ればいいじゃないか」と提言する人もいます。しかし、何度も言っているように、それは健全ではないのです。通常のライブハウスで行われるライブのチケットに30万円の価値はありません。たとえそこに30万円払ってでも見たいという人がいてもです。健全でなくなってしまった市場は、その時はよくてもいつか崩壊してしまうのです。お金というのは、使う方ももらう方も、健全であることが資本主義の大前提のように思えるのです。

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