日本にエボラ出血熱が輸入?病原体研究はどうあるべきか


エボラ出血熱など、世界には恐ろしく致死性の高い病気があります。世界は距離が離れていますが、航空機などの発達によりこれまでないスピードで人や物が飛び交う社会となっている中、こういった恐ろしい病気を日本国内に持ち込まれることのないよう、日々対策が練られています。

日本に持ち込むべきかどうか

とはいいながらも、研究用に日本にも怖い病原体を保管している場所があります。それが国立感染症研究所です。

国立感染症研究所というのは、映画や漫画などで登場して存在を知りました。

毒を持って毒を制すといいますが、研究や対策のために今日本でもエボラ出血熱などの病原体を輸入する動きがあります。

エボラウイルスなど危険な病原体の輸入に憤り「住民の気持ち考えて」 – ライブドアニュース

東京オリンピックを間近に控え、多くの外国人が日本を訪れることになります。その際に感染症も持ち込まれる可能性があります。とはいえ、やはり致死性の高い病原体を日本に持ち込むというのは、近隣の住民でなくともやはり不安ですよね。

まぁへんなアニメなどの見すぎかもしれませんが、こういった場所がテロの標的になる可能性もありますよね。そうでなくとも、ついうっかりの事故で何かが起きてしまったら大変です。

バイオセーフティーレベル

バイオセーフティーレベルというものがあります。平たく行ってしまえば、病原体の怖さのレベルのようなものです。1から4まであります。

インフルエンザウイルスはレベル2になります。レベル2くらいのものはそのへんにもうようよしているものです。

レベル3以上は、世界でも保管できる場所が少なくなります。それだけ厳重な設備が必要です。レベル4はそれこそエボラ出血熱や天然痘ウイルスといった致死性の高いものになります。レベル4はそれこそ宇宙服のような保護服を着ないと入れません。日本でレベル4のものを保管できる設備は先程の国立感染症研究所と理化学研究所のみで、現在は長崎大学がレベル4の設備を作ることを計画しています。

なにかがあったとき、病原体があると怖い。でもなにかがあったとき、病原体があるおかげで解決できることもあるかもしれません。難しいところですね。