スマートガンの導入もあり?あまり知らない拳銃の話


大阪で警察官が襲撃され、拳銃が奪われるという事件が起きました。

非常に驚くべき事件でしたが、その後その実弾入りの拳銃を奪い犯人はしばらく逃走し、近隣の商店や学校にも大きな影響を与えました。休日の事件だったので、音楽イベントが中止になるなどもあり、ニュースになりましたね。

幸いなことに比較的すぐに犯人は捕まり、銃乱射といった事件にはならずに解決しましたが、最悪のケースを考えると恐ろしいことです。

スマートガンの導入はありえるのか

スマートガンというのは聞きなれない言葉ですが、指紋認証によって拳銃の安全装置を外す仕組みになっています。

そのため、今回のような事件が起きたとしても、犯人は拳銃を奪ったところで作動させることができないのです。

このスマートガン、実はアメリカの高校生が発明した装置です。アメリカでは家庭に拳銃がありますので、子供がふざけて遊んでいたら暴発するといった事故もあります。

もっとも、アメリカはどこにでも銃があるということで、警察官の銃が奪われるという可能性は逆にないのかもしれませんけどね。

それでも指紋認証にすることで、多くの事故や事件を防ぐことができます。

SF映画やアニメだとこういう武器は多く登場します。サイコパスでも、捜査官の生体認証があることで作動する銃がでてきますね。

いつでも撃てるよさもあるけど

例えば拳銃にこのように指紋認証などの生体認証をつけるとか、極端な話ですがインターネット回線とつなげることで、遠方からロックをかけたり解除をしたりなども技術的には可能かもしれません。

まぁそれはそれで安全なような気もしますけど、逆に指紋認証が百発百中、かつ一瞬で解除できるならいいですが、そうでなければなにかがあったとき引き金が引けなくなってしまいます。

映画なんかでは仲間の銃で悪いやつをやっつけるみたいなシーンもありますが、それもできなくなってしまいます。

指紋認証なら指に、顔認証だったら顔に大きな傷などを負ってしまうと解除できなくなるかもしれません。

現状のようにいつでも撃てる状態にしておく大事さもあるし、安全にする大事さもあるし、難しい問題ですね。

余談:日本の警察は旧式のリボルバー

今回の事件で話題になったのは、残りの弾薬の数でした。

日本の警察の拳銃はリボルバーです。5発しか弾が入りません。

5発撃ったらどうするかというと、また弾を込めます。

また、基本連射もできません。連射できるのは冴羽涼とかそういう人たちです。

アメリカの警察は、自動式拳銃と呼ばれる、弾薬の塊をガチャってセットするものです。簡単に弾丸を交換できますし、銃によっては連射も可能です。

日本の警察は、なぜ旧式の拳銃を使うのでしょうか。

この理由は、その拳銃の扱いやすさがまず一つ。

そしてもう一つは、銃撃戦を犯人と繰り広げることを想定していないからです。

警察官ががんがん銃を撃たなくていいような社会を維持していかなくてはなりませんね。