SONYがテレビ事業を分離へ!日本の家電メーカーに求められていることとは


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

さて、今日はこんなニュースが目に入りました。
ソニーが、長年続けてきたテレビブランド「BRAVIA」の事業を分離し、中国の家電大手TCLと新しい会社を設立する、というんです。

このニュースを聞いて、僕はなんだか、すごく寂しい気持ちになりました。
というのも、僕の家は、物心ついた時から、ずっとソニーのテレビだったんです。

なぜかというと、僕の父親がソニーで働いていたから。
家にはソニー製品が溢れていて、父が亡くなった後も、なんとなくその流れで、テレビやレコーダーはソニーのものを選び続けていました。

そんな僕も、一昨年、ついにテレビを買い替えたんですが、選んだのはLGの製品でした。
それくらい、ここ数年で、中国や韓国、台湾のメーカーの品質と価格が、とんでもなく魅力的になってきた、ということなんですよね。

これは「日本の敗北」じゃない。僕らが向き合うべき時代の変化

今回のソニーの決断を、「日本の家電メーカーの敗北だ」と捉える人もいるかもしれません。
実際、東芝のテレビ事業は中国のハイセンスに、シャープは台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収され、もはや純粋な「日本の製品」とは言えなくなっています。

でも、僕は、これは単なる「敗北」ではないと思っています。
日本の製品が悪くなったわけじゃない。むしろ、海外メーカーのレベルが、驚異的なスピードで上がってきた、ということなんです。

そして、これは日本のメーカーが、ビジネスモデルを根本から変えなければいけない時期に来ている、というサインなんだと思います。

考えてみれば、50年くらい前、日本のメーカーがやっていたことと同じですよね。
海外で生まれた「テレビ」という文化を、より安く、より良い品質で大量に作り、世界中に広めていった。今、その役割を、中国や韓国のメーカーが担っている、というだけのこと。

「0から1」を生み出す役割へ。日本のメーカーに期待すること

じゃあ、これからの日本のメーカーは、どうすればいいのか。
僕は、「0から1」を生み出すことに、もっと注力していくべきなんじゃないかな、と思っています。

つまり、まだ世の中にない、全く新しい製品や技術を開発する。そして、それを「1から100」にスケールさせていく量産のフェーズは、生産力のある海外メーカーと協力していく。

今回のソニーの決断も、まさにそういうことなんじゃないでしょうか。
ソニーが持つ高い技術力とブランド力、そしてTCLが持つ生産力。この2つがうまく噛み合えば、きっとまた素晴らしい製品が生まれてくるはずです。

一つの時代の終わりを感じて寂しい気持ちもありますが、これは同時に、新しい時代の始まりでもある。
日本のメーカーにしかできない、独創的な「0から1」のイノベーション。僕は、これからもそこに期待し続けたいなと思います。