セルフレジの万引き急増!?最新システムより抑止力になる思わぬものとは


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

今日は「セルフレジと万引き」について、少し興味深いニュースがありましたのでご紹介したいと思います。

急増する「セルフレジ万引き」の手口

最近、スーパーやコンビニなどでセルフレジが本当に増えましたよね。私もよく利用します。
しかしニュースによると、このセルフレジを悪用した万引きが急増しているそうです。

セルフレジの万引きリスクは導入当初から言われていたことで、お店側もある程度は「ロス率(被害額)」と「人件費削減」を天秤にかけて割り切って導入している部分があると思います。
ただ、最近はその手口が巧妙化・悪質化しているようです。

例えば、バーコードを通さずにそのまま袋に入れてしまう手口。
また、ユニクロなどで導入されている「商品をカゴごと置くだけで一括決済できる(RFIDタグを読み取る)レジ」でも、決済前に商品のタグだけをハサミなどで切り取って外し、ごまかして持ち去る人がいるそうです。

私自身、セルフレジは便利で好きなのですが、買う商品の数が多い時は「もしうっかりバーコードを通し忘れて、万引きだと思われたら大変だ」と怖くなるので、あえて有人レジに並ぶようにしています。
セルフレジは、お客さんの「善意」と「注意力」に依存しているシステムなんだなと痛感します。

防犯カメラよりも効果絶大?一番の万引き対策とは

もちろん、セルフレジの周りには防犯カメラがたくさん設置されているので、後から映像を見返せば犯行はバレています。しかし、その場で防ぐのが難しいのが現状です。

では、この巧妙化するセルフレジ万引きをどう防げばいいのか。
記事の中で、香川大学の教授が行った「疑似的な万引き状況を使った実験」の結果が紹介されていて、これが非常に面白かったんです。

万引きを抑止するために最も効果が高かったのは、AIによる高度な監視システムでも、センサーの強化でもなく、「店員さんが『いらっしゃいませ』『ありがとうございます』と挨拶(声がけ)をすること」だったそうです。

つまり、「人の目」です。

「店員さんに見られている」「自分の存在を認知されている」という感覚を与えるだけで、万引きの抑止効果が劇的に高まるのです。

システム化が進む時代だからこそ「人間」の役割が光る

万引きをする人の中には、本当にお金がなくて切羽詰まっている人もいれば、スリルを味わうためや、病的な癖(クレプトマニア)でやってしまう人もいます。
しかし、セルフレジでの万引きの多くは、「ここならバレないかも」という魔が差した「出来心」によるものが多いのではないかと思います。

だからこそ、店員さんの「挨拶」が強烈に効くのです。
根っからの悪人ではないからこそ、「見られている」と感じたら「やめておこう」と踏みとどまるわけですね。

現代は、何でもかんでもAIやテクノロジーでシステム化し、効率化しようとする動きが強まっています。
私自身も、セルフレジの万引き対策と聞けば「重量センサーの精度を上げるべきだ」とか「AIカメラで不審な動きを検知するシステムを…」と、すぐにテクノロジーで解決する方向に頭がいってしまいます。

しかし、莫大なお金をかけて凄まじい監視システムを導入するよりも、セルフレジの横に店員さんが一人立って、笑顔で「ありがとうございました」と声をかける方が効果的だというのは、とても痛快で人間らしい話ですよね。

すべてを無人化するのではなく、「システム(セルフレジ)」と「人間ならではの役割(挨拶や気配り)」をうまく組み合わせることの大切さを、改めて考えさせられました。

今日は、セルフレジの万引き対策で一番有効なのは「挨拶」だった、というニュースについてお話しさせていただきました。