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昨日の昼間、緊急地震速報が出ました。
結果として揺れなくて本当によかったのですが、そこに表示されたマグニチュード9.9という数字には驚かされました。
この回では、緊急地震速報そのものというより、マグニチュード9.9とはどういう規模なのかについて考えたことを話しました。

マグニチュード9.9という数字

実際に9.9の地震が起きたわけではなく、その規模の地震だという速報が出たということです。
実際には6.9レベルのものが9.9と検出されてしまったそうです。
緊急地震速報のシステム上、そういうことは起こり得ますし、速報が出たのに全然揺れなかったことは今までも何回かありました。
ですから、気象庁を責めるつもりはなく、大きな地震でなくてよかったという気持ちが一番です。

東日本大震災がマグニチュード9.0で、これは日本の観測史上最大です。
地球上の観測史上最大は、チリ地震の9.5です。
人間が観測を始める前のことはわかりませんので、恐竜が絶滅したときの隕石の衝撃などは、もっと大きかったかもしれません。
少なくとも僕らが観測してきた中では、9.5が最大ということになります。

9.9と聞くと、東日本大震災に0.9を足した程度かと思う人もいるかもしれません。
しかも震源がロシアのようにとても遠い場所だったので、大丈夫だと感じた人もいるでしょう。
ところがマグニチュードは対数的に増えていくので、0.1の差でもエネルギーは大きく変わります。
9.0と9.9では、エネルギーがおよそ22倍も違います。

もし本当に9.9が来ていたら、東京でも震度7くらいになっていたのではないでしょうか。
北海道などは、下手をすると消えてしまうようなレベルかもしれません。
ただ、僕は地震の専門家ではないので、どの地域まで震度7になるのかはわかりません。
人間は9.9の地震を体験したことがありませんから、どうなるのか想像もつきません。
最初にこの数字を見たときは、三度見くらいしました。

震度と、マグニチュードの上限

マグニチュードと混同されやすいものに、震度があります。
震度7より上がないのはなぜかというと、7より上を作っても意味がないからです。
震度7の時点で、すでに十分に深刻な状況だということです。
震度8や9を作ったところで、やばい状況であることには変わりません。

最近は、数年に一度のように震度7の地震があります。
それに慣れ始めている自分が怖いと感じることもありますが、震度7は本当に普通ではない状態です。
震度は、人間が被害の状況を一目で把握できるように作ったもので、基本的には日本独自のものです。
台湾では、日本の震度を参考にしたオリジナルのものがあるそうです。

一方でマグニチュードは、地震のパワーそのものを示す、世界標準の指標です。
理論値としては100でも200でもありますが、地球上で観測できる最大はマグニチュード12だそうです。
それを超える衝撃が地球の中で起きると、地球が割れてしまうからです。
そんな日が来られては困りますが、そういう上限になっています。

備えと、速報の意味

仮に9.9が本当に起きていたら、遠い場所であっても津波どころではないものが飛んできたでしょう。
あの辺りは火山も多いので、そちらも心配になります。
本当に起きなくてよかったと思います。

長い人間の歴史の中で、一度くらいは9.9があるのかもしれません。
それでも、僕らの人生の中で起きるようなものではないと思います。
とはいえ、9.0でも東日本大震災と同じで、あれも十分に大変なことでした。
ですから、引き続き防災意識は高めていかなければいけないと感じています。

今回の件で、気象庁は何をしているのかと思った人もいるかもしれません。
しかし、気象庁もすぐに訂正を出しましたし、こうした仕組みによって僕らの安全は守られています。
速報によって救われる命や、防げる怪我もあるわけですから、これは大事なことです。
あまり悲観せずに受け止めたいと思っています。

締めに

今回は、マグニチュード9.9という数字から、地震の規模や震度との違いについて話しました。
地震への備えは、常日頃から必要だと思います。
何より、今回は起きなくて本当によかったです。
また次回も聞いてください。