これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
先日発表されたM6チップ搭載のMac miniが大きな話題になっていますが、僕もさっそく注文を入れました。目的はもちろんAIエージェントを動かすためです。
現状でもMacがなければAIエージェントを動かせないわけではありませんが、Macの「消費電力が少なく、かつ高性能(特にAI処理に優れたユニファイドメモリとNeural Engine)」という特性は、ローカルでAIをフル活用する上で非常に強力な武器になります。この新しいMacが届けば、僕の作業環境もさらに一歩進んだことができるようになると期待しています。
AI企業によるMacの「買い占め」と品薄の背景
しかし今、このMac(特にMac miniやMac Studio)が世界的に著しい品薄状態に陥っており、注文しても数ヶ月待ちになるような状況が発生しています。その大きな原因として報じられたのが、「OpenAIをはじめとするAI関連企業が、新型Macを数万台規模で大量に買い占めている」というニュースです。
なぜAI企業がサーバー用の巨大なコンピューターではなく、市販のMacを買うのでしょうか。
現在、NVIDIAなどのプロ(サーバー)用AI半導体は世界中で取り合いになっており、価格が異常に高騰している上に、そもそも手に入りにくい状況が続いています。そこで目をつけられたのがAppleのMacです。報道によれば、AI企業は多数のMac miniを「Thunderbolt」端子で並列に接続し、複数のAIエージェントを同時に協調させて動かす(オーケストレーション)ための安価なAIクラスターとして活用しているとのことです。プロ用の半導体が手に入らない中、市販されていてAI処理能力が高いMacを代替品として買い漁るというのは、非常に理にかなった動きだと言えます。
一般ユーザーへの影響と今後の対策
半導体やメモリを製造するメーカーからすれば、単価が安く需要が読みにくい一般消費者向けに部品を作るよりも、AI企業向けに高値で大量に販売した方が圧倒的に儲かります。そのため、今後も半導体や大容量メモリの高騰は避けられず、我々一般人が「高性能なパソコンを安く手に入れる」ことはますます難しくなっていくでしょう。
「数年経てばまたパソコンの値段は下がるのではないか」と期待したいところですが、よほど画期的な技術革新(安価で高性能な半導体の大量生産技術など)が起きない限り、今のAIバブルによる供給不足のツケは我々消費者に回り続けるはずです。
だからこそ、我々一般ユーザーが取れる現実的な対策としては、「一度買ったパソコン(僕が今回買ったMac miniなど)をできるだけ大切に長く使うこと」に尽きると思います。
OpenAIなどのAI企業が市販のMacにまで手を伸ばして買い占めるという、少し前までは考えられなかった事態が起きています。今後この品薄や価格高騰がどうなっていくのか、非常に気になるところです。