今日10月26日は、民放公式のテレビ配信サービスTVerがサービスを開始した日です。
2015年のことでした。
この回では、当時の新しいメディアへの関心と、配信がなかなか進まなかった事情、そして今のTVerについて話しました。
2015年に登場した新しいメディア
2015年は、音楽のサブスク配信が登場した年でもありました。
新しいメディアのあり方が、ちょうど出てくるタイミングだったと認識しています。
僕はTVerにとても注目していて、ブログ「アヤノ.メ」でも取り上げていました。
TVerやABEMAのような新しいメディアが現れ、NetflixやYouTubeも大きな認知を得ていきました。
YouTuberが大活躍する時代でもありました。
インターネットを通じた新しいメディアの概念が登場し、テレビはこれによってどう変わっていくのか。
僕自身、かなり注目して見ていました。
権利とスポンサーの事情
ただ、実際にはそう簡単ではありませんでした。
ABEMAについては、サイバーエージェントがかなりの赤字を抱えながら進めているという話が、よくニュースになっていました。
TVerは民放が集まって作った配信サービスですが、権利の問題がどうしても絡んできます。
本当は見逃し配信やリアルタイム配信をしたくても、権利の問題でできないことがありました。
タレントなどとの契約では、放送と配信で契約が別になっています。
放送で契約していても、配信する場合は契約を結び直さなければならないという話を聞きます。
僕も昔は、配信しないのはテレビ局の怠慢だと言ったような気がします。
けれども、テレビ局にも配信できない事情があったというのは、事実としてあったそうです。
テレビはスポンサーありきで成り立っていて、収入はスポンサーの広告収入です。
ところが、スポンサーの広告とインターネットの広告は、必ずしも一致しません。
YouTubeがいい例で、流れる広告はその人の興味関心に合わせたものになります。
男性か女性か、年齢はどうかといったことで、流れる広告が変わってきます。
そうなると、テレビ番組のスポンサーの広告が、TVerの広告として必ず流れるとは限りません。
そうした意味で、2015年の段階では、テレビとの直接的な相性は正直よくなかったのだろうと思います。
10年を経たTVerのいま
それでも、潜在的に見れば、インターネットの配信とテレビ番組の相性は、決して悪いものではないはずです。
あれから10年、11年が経って、みんながようやく日頃からTVerを見るようになってきました。
ABEMAもそうですが、少しずつ成果が上がり始めているのだろうと思っています。
海外では、イギリスだったと思いますが、BBCを見る人よりもNetflixを見る人のほうが多いという話もありました。
もうそういう時代になっているのだろうと思いますし、それは日本でも同じです。
TVerは先日会見を開いていました。
その中で、TVerの社長が、テレビのあり方について、見逃し配信からの脱却というお話をしていました。
今月のTVerの月間再生数は、過去最高値を更新する予定だということです。
TVerは次のステップに行かなければならない、という話でもありました。
これまでのTVerは、見逃し配信をするためのサービスでした。
僕も見逃し配信でTVerをよく使います。
昨日の夜もTVerで見ていました。
最初の1週間はTVerで無料で見られるので、その期間のうちに見逃し配信で見るようにしています。
僕にとってもTVerは、見逃し配信をするためのものとして、よく使うサービスです。