QUESTIONより
何故バンドマンは舌が長い人が多いんですか?
なぜバンドマンは舌が長い人が多いのか。実は自分自身は、バンドマンがとりわけ舌が長いという印象は持っていません。
しかし、質問者さんがバンドマンに対して舌が長い印象を持たれているのであれば、それはとても興味深いものがあります。
4時44分の現象
以前、なぜバンドマンはラーメンの画像をよくSNSに載せるのか、つまりなぜバンドマンはよくラーメンを食べるのかというQUESTIONに対して「4時44分の現象」という話をしたことがあります。
今回の舌が長いという印象についても、この現象が当てはまるのかなとも思っています。
つまり、日常的に出会った人の舌の長さを測定し統計を取ればバンドマンの舌が長いわけではないのかもしれませんが、バンドマンが舌を出す写真が多いので、そういう印象を持つ可能性がありえるのです。
ロックと舌
ではなぜバンドマンは舌を出すのか。実はロックと舌というのはメタファーとして重要なキーワードです。
こちらについてはこちらの記事で詳しく紹介されていました。多くのロックスターの写真とともに紹介されていますので、興味ある方はぜひどうぞ。
最も有名な「ロック舌」ベスト10 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
こちらでも紹介されていますが、ロックと舌といえば、ローリング・ストーンズのロゴです。こちらは半権威主義的な姿勢を象徴したものとも、ミックジャガーの口を投影したものと言われています。それと同時に、唇と舌から性的なシンボルとしての意味合いも持ち合わせています。舌が歌詞に出てくる曲も多く、摩天楼オペラの楽曲でも「Psychic Paradise」「Dolce」などいくつかの作品で登場します。
ロックンロールというのは、本来はアメリカでのスラングで「馬鹿騒ぎ」という意味もありますが「性交」も意味しています。性的な活動は人間活動においても重要なエネルギーです。本来は性的エネルギーであるリビドーという言葉を、ユングはすべての本能エネルギーのことをリビドーと定義しました。
ロックというのは、まさに人のエネルギーです。
そういう意味では、ロックと舌というのは非常に密接に関わっているキーワードです。質問者さんの今回の質問は、まさにロックとはなにかという根源へと向かうための非常に重要なキーワードとなるわけですね。