なかなか使う機会はない、だけどその辺に変わらず置いてあるもの、それが公衆電話です。
そんな公衆電話ですが、設置義務緩和で大幅に減らすことになりそうです。
置かなきゃいけない公衆電話
実は公衆電話は、置かなきゃいけない決まりがあります。
総務省のホームページによると
社会生活上の安全及び戸外における最低限の通信手段を確保する観点から、市街地においては概ね500m四方に1台、それ以外の地域においては概ね1km四方に1台という基準に基づき設置される公衆電話(第一種公衆電話)をいいます。
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/universalservice/kousyu.html
とあります。
人口の多い少ないはかんけいなく、市街地は500m四方に一つ、それ以外も1km四方にひとつ、置かなきゃいけない決まりになっています。
理由は最低限の通信手段を確保する観点ということで、いついかなる時でもあそこまでいけば電話ができる!って状況にしておくことが大事ってことです。
使い方がわからない、使えない
とはいえ、自分自身も最後に公衆電話を使ったのはいつでしょうか。
もう長いこと前の話です。
人生で一度も公衆電話を使ったことがないという人も、これからどんどん増えていくことでしょう。
また、キャッシュレス時代の到来で、小銭を使う機会も減っていきます。
電話したいけど小銭がないから電話ができない、なんてこともありそうです。
公衆電話の豆知識
そんな公衆電話ですが、設置義務が緩和され、今後5年で減っていくことになるそうです。
小学校とかでは、公衆電話の使い方とか教えたりするのでしょうか。
さあ電話してくださいといわれても、やりかたわからないですよね。
とはいえ、大人のみなさんも知らないかもしれない公衆電話のマメ知識がありますので、おさらいがてら記しておこうと思います。
まず、緊急電話は小銭がなくてもできます。警察、消防、海上保安は無料で電話することができます。
だいたい、スマホ全盛期の今、何かが起きて公衆電話を使うときって緊急電話の可能性も高そうですよね。
これは頭の片隅にいれておきましょう。
そして、もう一つ。なんと停電でも通話することができます。実はもともと電話って電力を必要としないものですからね。最低限の電力は電話線から供給されているのです。
あたりが災害などで停電しても、電話は生きているかもしれません。
そのうち過去の遺物のようなものになるのか、もしくは形を変えて生き残るのか。
公衆電話の運命はどうなる!