震災から12年が経過しました。あの日は携帯電話の電波もつながらなくなり、日本全国で安否確認が飛び交い、大変なことになりました。
メールが数時間遅れて届いたのを覚えています。それでも届いただけましでしたが。
災害時の通信網
当時は、まだスマートフォンは一般的なものではありませんでした。
しかし、2011年の東日本大震災をきっかけに、日本でもスマートフォンが普及し始めました。
震災が発生した当時、携帯電話の通信は混雑し、通信がつながらない場合もありました。
しかし、WiFiを利用したインターネット網は通常通りに使うことができました。
このため、各社は所有するWiFiサービスを無料で開放するなどの対策を行い、スマートフォンのユーザーがWiFiにトラフィックを流すことができるようにしました。
これにより、通信の混雑を緩和することができ、人々が情報を得ることができる環境を整えることができました。
自分もまたその恩恵に預かった人間で、スマホを持っていてよかったと実感しました。
当時はガラケーとの荷台持ちで、ガラケーでテレビで情報を得られたのもよかったですけどね。
通信手段の変化、一本化への不安も
あれから12年、人々の通信手段はほぼネットワーク上に置き換えられました。
親しい人同士でも、お互いの住所や電話番号を知らないということも珍しくありません。
今はLINEやTwitterなどのサービス上で連絡を取り合うことができ、それはそれでとても便利です。
また、災害時でもこういったサービスはネットにつなぐことさえできれば通常通りに使えると思われ、よほどの事態にならない限りは重要なインフラとして機能するでしょう。
しかし、よくよく考えると、なにか特定のサービスのみでしか連絡が取れないというのはけっこう怖いですよね。
たまたまLINEがサーバーダウンをしているタイミングで大きな災害があれば、他にもう連絡のとりようもないですからね。
日頃から親しい間柄の人は、LINE以外にもなんらかの形で連絡を取れる手段があるといいかもしれません。
今更感はありますが、メールアドレス、電話番号くらいはお互いに知っておくのも悪くないかもしれません。