切っても切れない政治とスポーツ、U-20ワールドカップが急遽開催地変更へ


今年の5月からU-20ワールドカップがインドネシアで行われます。

あと二か月後には始まるイベントです。

しかし、この土壇場で開催地が変更されることになりました。

政治と宗教

スポーツに政治はいらない、と口でいうのは簡単ですが、実際はそうはいきません。

大規模なスポーツイベントともなると世界中から多くの人が集まります。

政治的な背景、宗教的な背景、無視できません。

https://twitter.com/opera_ayame/status/1641186690483232770

今回の撤回も、政治的、宗教的な理由によるものです。

実は今回のワールドカップ、イスラエルの出場が決定しました。

イスラエルとパレスチナは同じ場所にありますが、対立を続けています。

そういったところから、サッカー協会としてはイスラエルはヨーロッパに、パレスチナはアジアに属しています。

インドネシアはイスラム圏で、記事によるとパレスチナ支持派が多く、イスラエルの出場禁止を求める声も上がっていたとありますね。

そういった背景から、インドネシア開催を断念するという形となりました。

開催地はどこに

こう考えると、もしカタールワールドカップにイスラエルが出場することになったらどうなっていたのだろうか。

逆に考えると、インドネシアなどイスラム圏でこういった世界大会を開催することそのもののリスクとも考えることができます。

こうなってしまうと、インドネシアでオリンピックをやることは事実上不可能となってしまいますね。

そして二か月後に迫ったワールドカップですが、どこでやることになるのでしょう。

もうあまり時間もなく、こういった急な受け入れができることを考えると、そこそこ施設や体制が整ったところでの開催になりそうですね。

なんとなくアジアでの持ち回りと考えるのであれば、意外と近隣国のオーストラリア、日本、韓国あたりでも良さそうな。