iPhoneのUSB-C対応は、ヨーロッパの厳しい規制により成立したとも言えます。
次なる論点はこちらです。
バッテリー問題
昔を思い出していただきたいのですが、昔のノートPCや携帯電話はバッテリーを取り外すことができましたよね。
しかし近年の製品は、自分で取り換えるのがとても困難です。
EUが次に規制をかけるポイントはここになりそうです。
EUとしては、交換を困難にさせることで交換料金を高くしたり、機種変更を促したりしていると指摘するわけです。
自分で交換できると安く済ませられますが、デメリットもあります。
パソコンもスマホも、小型化が進み中身がとても複雑になってきています。
自分で交換できるようになるというのは、そこをある程度簡略化させることが必要です。
その結果、これらの機種が大型化したり、防塵や防水がこれまで通りにいかない可能性もあります。
EUの厳しさ
ヨーロッパにはヨーロッパの文化や考え方があります。
90年代後半からネット主流の社会になり、世界規模でお金、情報が動くようになりました。
その影響を巻き戻すかのように、近年はEUはそういった動きにただ乗るだけではなく、EUらしい規制も必要に応じてかけるようになってきています。
プライバシー保護、USB-C、ネットフリックス規制などもこれにあたります。
また、最近だとAI禁止の動きもでてきていますよね。
今回のバッテリーの件もまさにそれにあたるところかなと思います。
ただUSB-Cもそうですが、バッテリーに関してもEUだけ特別にとはいきません。
USB-Cについては対応したわけですが、バッテリーについてはどこまで対応できるでしょうか。