ピクトグラムなのに文字?キャッシュレス店舗マークが物議を醸す


これはニュース読み配信の文字起こしをブログ化したものです。

※追記

この問題ですが、のちのちピクトグラムからロゴ扱いになることになりました。

彩雨|摩天楼オペラ on X (formerly Twitter): “ロゴなら問題なし。物議かもした”キャッシュレス推進”「ピクトグラム」が「ロゴ」に名称修正される 事業者が発表(ねとらぼ)#Yahooニュースhttps://t.co/EuCWHTCZD6 / X”

ロゴなら問題なし。物議かもした”キャッシュレス推進”「ピクトグラム」が「ロゴ」に名称修正される 事業者が発表(ねとらぼ)#Yahooニュースhttps://t.co/EuCWHTCZD6

ピクトグラムの本質と今回の問題点

ピクトグラムとは、どの国の人や世代の人が見ても理解できるマークを指します。文字ではなく、視覚的な記号で情報を伝えることが目的です。例えば、トイレや電車の入り口などのマークがこれに該当します。今回のキャッシュレス決済対応店舗を示すピクトグラムのコンクールで採用された案が、英語の文字をベースにしたデザインだったことが問題視されています。

コンクールの募集要項と結果のギャップ

コンクールの募集要項には、「図案に文字や文字と誤認する恐れのある図柄を含まない」という条件が明記されていました。しかし、採用された案はこの条件に明らかに反しています。主催者側は、応募作品のほとんどが設定された留意点のいずれかに抵触していたため、選択肢が限られていたと説明しています。しかし、これに対しては「優秀賞なしでもよかったのでは」という意見も出ています。

分かりやすさと本来の目的のバランス

採用された案は確かに分かりやすいものです。英語で「CASHLESS OK」と書かれているため、多くの人にとって意味が伝わりやすいでしょう。しかし、これはピクトグラムの本来の目的である「言語に依存しない視覚的な伝達」から外れています。また、真面目にピクトグラムのデザインに取り組んだ応募者にとっては、納得がいかない結果となったかもしれません。

この事例は、デザインコンクールの運営や、国際的に通用するシンボルの作成の難しさを浮き彫りにしています。分かりやすさと本来の目的のバランスをどう取るか、また、コンクールの運営方法や審査基準の設定など、多くの課題を提起しているように思われます。