Appleが「卓上ロボット」などの新製品を計画中


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

iPhoneやMacBookなど、数々の革新的な製品で私たちの生活を変えてきたAppleが、次なる一手として家庭向けの「卓上ロボット」を計画している、というニュースが飛び込んできました。AI分野で他社に遅れをとっていると指摘されるAppleが、巻き返しを図るための切り札として開発を進めているとのこと。このニュース自体は以前から噂されていましたが、ブルームバーグが報じた新たな情報によって、その姿が少しずつ見えてきました。

ガチな人型ロボットではない?その意外とシンプルな正体

「ロボット」と聞くと、SF映画に出てくるような人型のものを想像するかもしれません。しかし、僕が思うに、Appleが目指しているのは、もっと身近でライトな存在なのではないでしょうか。

報道によると、構想されているのは「可動式のアームにiPadを取り付けたような形状」で、ユーザーの方を向くことができる、とのこと。これはつまり、本格的なロボットというよりは、「iPadにボディとちょっとした動きが加わったもの」くらいのイメージが近いのかもしれません。卓上ロボットという名前の通り、部屋中を自由に動き回るというよりは、デスクやテーブルの上が定位置になるのでしょう。

Appleが近年発表した全く新しい製品カテゴリーといえば、Apple Watch、そしてApple Vision Proくらいです。その次に来るのがこの卓上ロボットだとすれば、非常に興味深いですが、過度な期待は禁物。まずは、僕たちの生活にそっと寄り添う、賢いアシスタントのような存在からスタートするのではないかと、僕は予測しています。

1台3役?Appleが描くスマートホームの未来

今回の報道では、卓上ロボットの他に「画面付きスマートスピーカー」や「ホームセキュリティカメラ」も計画されていると伝えられています。しかし、僕はこれらの製品が別々に発売されるとは考えていません。むしろ、これら3つの機能は、すべて一つのデバイスに統合されるのではないでしょうか。

つまり、卓上ロボットが家庭のハブとなり、普段はスマートスピーカーとして音楽を再生したり、ビデオ通話をしたりする。そして、私たちが留守の時には、内蔵されたカメラがホームセキュリティの役割を果たす。ユーザーの顔を認識して向きを変える機能は、ビデオ通話やセキュリティの精度を大きく向上させるはずです。Amazonがすでに似たような製品を出していますが、Appleならではの洗練されたデザインと、シームレスな連携で、全く新しい体験を提供してくれるに違いありません。

2027年、新しいApple製品が日常を変える

この卓上ロボットの登場は、2027年頃と予測されています。Appleは近年、数年に一度のペースで、私たちの生活を変える新しいカテゴリーの製品を世に送り出してきました。この卓上ロボットが、Apple Vision Proに続く、次なる一手となることは間違いないでしょう。

今年はこれ以上、大きな情報が出てくることはないかもしれませんが、来年あたりからは、もっと具体的な噂やリーク情報が出てくるはずです。Appleが家庭という空間を、テクノロジーでどう変えようとしているのか。その全貌が明らかになる日を、今から楽しみに待ちたいと思います。