日本政府が富士山噴火についての具体的な対策に乗り出すというニュースがありました。
首都圏にも大量降灰か、富士山噴火の対策初検討(読売新聞) – Yahoo!ニュース
富士山が噴火とか、洒落にならんよ。でも、実は富士山はこれまでも何度か活動をしていて、今後も絶対に噴火しないとは言い切れません。というか、長い地球の歴史で考えたら、きっといつか噴火するのかも。参っちゃうね。
最近も新燃岳が火山活動をしているニュースが飛び交ってますが、日本は火山の国です。どうしても各地で火山活動が起きています。
マジで怖い、富士山の噴火
日本沈没やドラゴンヘッドなど、あらゆる作品でも富士山噴火はそれこそ日本崩壊の最後のイメージとして使われます。それだけ富士山という存在自体が日本人にとって偉大なものであるということなのでしょうし、それは精神的な面だけではなく、リアルに噴火したら一大事ということでもあります。
最近では江戸時代に大きな噴火がありました。宝永大噴火と呼ばれています。その時は、もちろん江戸でも火山灰がつもりました。周辺地域の農作物にも大きなダメージを与え、その影響は当然ながら当時の人々に大きな打撃を与えました。
現代は生活インフラに依存しているライフスタイルを送っています。もし今噴火でもしたら、交通手段、通信網だけでなく、電気ガス水道といったものにも影響があることは間違いありません。日本は首都圏に経済活動を重点的に置いていますので、経済面でも凄まじい打撃になるのは確実でしょう。
でも本当にヤバイのは阿蘇山
火山の多い日本ですが、本当にヤバイのは富士山ではなく阿蘇山と言われています。実は阿蘇山の火山としてのエネルギーは富士山よりも遥かに強く、世界の中でも有数の火山と言われています。
それこそまじで噴火したら700万人は瞬殺、日本での最終的な死者数は1億人という、わけのわからない予測データもあります。縄文時代には一度このレベルの大きな噴火が起きているという観測データもあり、この数十万年で少なくとも4回の壊滅的な破局噴火、カルデラ噴火を起こしています。
昨年、この阿蘇山噴火が起きたら危ないから、という理由で原発の運転差し止めをしたというニュースがありました。阿蘇山噴火の火砕流は四国まで流れるという、それこそスケールの桁が違う噴火になります。もうそこまでいくと、スケールが違いすぎて理解ができません。
もっとも桜島など火山の多い九州ではありますが、今すぐ阿蘇山が噴火するとかそういう話ではないです。これから何万年かするころにはもう一度くらい噴火したりするのかなぁ。
これは避けられない、日本は火山の国
日本は火山の国、そして残念ながら地球の構造的にも地震の多い地域ではあります。同じく地球の構造的にも台風の多い地域でもあり、いつの時代も災害は多い国です。しかし、創造は破壊から生まれるというなんて話もありますが、日本はこれまで何度となく災害によって起きた苦しい局面を乗り越え、現在の日本があるのだと思います。
これから何万年も続くであろう未来において、どれだけ未曽有の災害が襲いかかるかは誰にもわかりません。しかしその時の日本人も力を合わせ、難局を乗り越えられることを祈るばかりです。