WindowsもAmazonも失敗した「スマホ市場」という魔境。再参入の勝算はあるのか


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです



IT業界の勢力図を塗り替えるかもしれない、面白いニュースが飛び込んできました。
Amazonが、再びスマートフォン市場に参入するかもしれない、というんです。

端末は安く、サービスで儲ける。Amazonの「必勝パターン」は、なぜ通じなかったのか

「え、Amazonってスマホ作ってたの?」
そう思う人もいるかもしれません。

今でこそ、FireタブレットやFire TV Stickで、独自のOS(Fire OS)を成功させているAmazon。でも、かつて、その同じOSを搭載したスマートフォンで、市場に挑み、そして、見事に失敗した過去があるんです。

Amazonのビジネスモデルは、昔から一貫しています。
端末の価格を極限まで安くして、たくさんの人に使ってもらう。そして、その端末を通じて、Amazonのサービス(ショッピング、プライムビデオなど)を利用してもらい、そこで儲ける。

この「必勝パターン」で、タブレット市場では一定のシェアを獲得しました。
だから、スマホでも同じ戦略が通用するはずだった。広告をガンガン表示させる代わりに、端末価格を下げれば、多くのユーザーを獲得できる、と。

でも、結果は、惨敗でした。

AppleとGoogleという、二大巨頭が支配するスマートフォン市場の壁は、あのAmazonですら、崩すことができなかったんです。

AIとAlexaが鍵?それでも、僕が「難しい」と思う理由

そして、10年の時を経て、Amazonが再び、この高い壁に挑もうとしている。
まだ詳しい情報は出ていませんが、どうやら、「AIと、音声アシスタントのAlexaを活用する」というのが、今回の再挑戦の鍵になるようです。

でも、正直なところ、僕は「また、うまくいかないんじゃないか…」と、少し冷めた目で見てしまっている自分もいます。

AIと言っても、Amazonが独自の高性能AIを持っているわけではありません。
そして、今の時代、AIを搭載したスマートフォンなんて、当たり前になりつつあります。そこに、どれだけの「独自性」を出せるのか。

それでも、Amazonがスマホを諦められない「本当の理由」

Microsoftですら、Windows Phoneで失敗した、このスマートフォンという市場。
Amazonも、その難しさは、痛いほど分かっているはずです。

では、なぜ、彼らは、それでもスマホを諦められないのか。
それは、スマートフォンが、もはや僕らの生活の「中心」であり、全てのサービスの「入り口」になっているから、ではないでしょうか。

この「入り口」を他社に握られている限り、Amazonが、真の意味でIT業界の覇者になることはできない。
そんな、焦りにも似た想いが、彼らを突き動かしているのかもしれません。

今回の再挑戦が、吉と出るか、凶と出るか。
まだ、誰にも分かりません。

でも、この巨大な市場に、再び波乱を起こそうとするAmazonの挑戦。
一人のガジェット好きとして、その行方を、ワクワクしながら見守っていきたいなと思います。

新しい情報が出てきたら、またここで、熱く語らせてください。