Anker創業者が語る衝撃予測。モバイルバッテリーは消えるのか


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

今日は、私たちが日常的にお世話になっているガジェットについての興味深いニュースがありましたので、ご紹介したいと思います。

Anker創業者が予測「モバイルバッテリー市場はあと数年で終わるかも」

ニュースの内容は、モバイルバッテリーでお馴染みの世界的ブランド「Anker(アンカー)」の創業者兼CEOが、インタビューの中で「モバイルバッテリー市場が今後さらに数億円、数十億円規模へと大きく成長する可能性は低い。もしかしたら数年後には市場が縮小し、終わるかもしれない」という見方を示した、というものです。

Ankerといえば、高品質なモバイルバッテリーで名を馳せ、大成長を遂げた会社です。今この記事を読んでいる皆さんの中にも、Ankerのモバイルバッテリーを使っている方は多いのではないでしょうか?

私自身も長年モバイルバッテリーを毎日持ち歩いていました。昔に比べてイヤホンやスマートウォッチなどガジェットの数が増えたので、「外出先で充電が切れたら困る!」と必須アイテムになっていましたよね。

スマホの進化と「脱・モバイルバッテリー」の兆し

しかし、実は私、最近「脱・モバイルバッテリー生活」をしようかと本気で悩んでいるところなんです。

理由はいくつかあります。
一番大きいのは、「最近のスマホ、めちゃくちゃ電池持ちが良くなっている」ということです。
昔のスマホは、少し使っただけで夕方にはバッテリーが赤くなり、「モバイルバッテリーがないと速攻で電源が切れる!」という状態でした。しかし今のスマホは技術が進歩し、本体サイズは同じでも内蔵バッテリーが大容量化・省電力化されているため、普通に使っていれば丸1日くらい余裕で持つようになりました。

そしてもう一つの理由は、「重いから」です。
大容量のモバイルバッテリーって、スマホ本体よりも重かったりしますよね。1日余裕で電池が持つスマホのために、わざわざ重いバッテリーを毎日カバンに入れて持ち歩く必要が本当にあるのか?と疑問に思うようになったのです。

さらに、先日もお話ししましたが、飛行機に乗る際のモバイルバッテリーの持ち込み規制が厳しくなっていることもあり、ますます「もう持ち歩かなくてもいいんじゃないか」と感じています。

充電インフラの充実と「空間ワイヤレス充電」の未来

AnkerのCEOも、市場が縮小する理由として「スマホ内蔵バッテリーの技術進歩」を挙げていました。

それに加えて、街中の「充電インフラ」が格段に充実してきていることも大きいです。
カフェやファミレス、電車の座席にまでUSBポートやコンセントが設置されるようになりました。最近では、テーブルにスマホをポンと置くだけで充電できる「Qi(チー)」規格のワイヤレス充電器が埋め込まれているお店も増えていますし、コンビニなどで手軽に借りられるモバイルバッテリーのシェアリングサービス(ChargeSPOTなど)も普及しています。

さらに未来の話をすると、現在「空間伝送型ワイヤレス充電」という技術が開発されています。
これは、Wi-Fiの電波を受信するように、特定の部屋(空間)にいるだけで、空中の電波を通じてスマホが勝手に充電されるという夢のようなシステムです。

極端な話、数年後には「マクドナルドに入ってご飯を食べている間に、お客さん全員のスマホが勝手にフル充電されている」なんて未来も十分にあり得ます。
そうなれば、誰もわざわざ重いモバイルバッテリーを持ち歩かなくなりますよね。モバイルバッテリーが必要な状況は、今後ますます減っていくはずです。

Ankerのブランド戦略と災害時の備え

もちろん、「災害時の備え」としてモバイルバッテリーの需要が完全になくなることはないでしょう。
しかし、大容量のリチウムイオンバッテリーを家に長期保管しておくこと自体、発火などのリスクを伴います。(先日も災害用バッテリーの発火事故がありましたね。)

Ankerとしても、今のうちに「モバイルバッテリーだけの会社」というイメージから脱却し、ワイヤレスイヤホンやプロジェクター、家電など、複数のブランドを「Anker」という名前の下に統合して、総合的なテクノロジーブランドとしての地位を確立しようと戦略を練っているのでしょう。

「モバイルバッテリーの王様」であるAnkerの創業者が、自らの主力事業の限界を冷静に予測しているというのは、非常に印象的でした。
私自身も「脱・モバイルバッテリー」を真剣に検討する良いきっかけになったニュースでした。

今日は、モバイルバッテリーの未来に関するお話しをさせていただきました。