スマホはカメラや通信までもが一体となった、とても画期的なものです。スマホ一つあれば、世界中の人が映像を発信することができます。
その一方で、今こんな現象が起きているようです。韓国で「レンズ恐怖症」なるものが急増しているとか。
韓国人女性の間で「レンズ恐怖症」急増 カメラから私生活が流出するのではと不安に|ニフティニュース
これはいったいどういうことなのでしょうか。
監視も可能?レンズ恐怖症
こういった懸念は「スノーデン」でも出てきた話です。スノーデンはIT化による監視社会を訴えていまして、映画の中では会合でスマホの電源を切るだけではなく、電子レンジに入れるほどの徹底っぷりを見せていました。
スマホをハッキングしてカメラやマイク機能を使うことは技術的にも可能といわれています。気づかないうちに家の様子や会話などを悪意を持った人に盗聴、盗撮されることもあるかもしれません。これはパソコンなども同様です。
実はこういったレンズ恐怖症については韓国に限ることではなく、昔からあるものです。ノートパソコンのインカメとか、普段使わないならシールを貼るほうがいい、という指南書まで昔はあったような記憶があります。
スマホはそれこそ日常的に持ち歩いていますし、それこそ電源は常にオン状態です。こういった懸念が高まるのもわかるような気もします。
昨今は顔認証のシステムも増えたので、撮影をしなくてもスマホのインカメが必要になっています。そうなるとなかなかシールを貼るわけにもいかなくなりますね。
iPhoneは安全はウソ
一般的にiPhoneはアプリの審査が厳しく、こういった悪用に使われるアプリは出回らないという考え方もあります。
アプリの審査が厳しいのは事実ですが、思わぬアプリの隠し機能としてこういったものがある可能性も考えられます。
アプリ使用中に無断撮影も、iPhoneのカメラ機能に抜け穴 | AppBank – iPhone, スマホのたのしみを見つけよう
こちらの記事でも紹介されていますが、大事なのは「〇〇がカメラへのアクセスを求めています」とでたときに、絶対に許可をしないことです。カメラアプリなど、カメラを使うアプリはこれを押すしかないわけですが、どう考えてもカメラはいらないだろう、というアプリでこれがでたときは注意です。そこでうっかり許可して、ゲームなんかしている間に全部撮影されていた、なんてこともあるかもしれません。
スマホも使い勝手はいいですが、いくらでも悪用ができてしまうものです。気を付けなくてはなりませんね。