都市伝説で有名な関さんは、ネットで変なことを書き込んではいけないとしきりに言っています。
これはマナーとかそういう話をしているのではなく、SNSや掲示板への書き込みはデジタルタトゥーとして永遠に残るその人の生きた証でもあり、その人をデジタルデータで仕分けをする信用の一部となるからです。
変なことを書くと、その人は変な人だと認定されるわけです。
これは突拍子もないことのように聞こえるかもしれませんが、実は自分もそう思っています。
アメリカでビザ申請にSNSのIDを
アメリカでは、ビザを申請する外国人に対して過去五年間のSNSのIDを提出するように義務付けるそうです。
今の時代ならではという感じですね。
とはいえ、例えばイスラム国のようなところで活動している人が素直にそのIDを書くとは思えないわけですが、おそらくそこまでを念頭に置いたものではないかなと思います。
SNSからにじみ出てくる過激な思想だったり、素行であったり、攻撃性であったり、そういう人となりを将来的にデータベース化し、マークするってこともできるでしょう。
普通にSNSを使っているつもりで、自分がそういったものにマークされてるとは思ってない人もいると思います。
しかし、無意識で誰かに対して攻撃的であったり、侮辱的な発言を繰り返しているような人ってけっこう多いかも?
ユーザーの信用を数値化するのは日本でも?
中国では国民の信用をデータベース化し、それによって行動などに制限をもたらすことを可能としています。
https://ayano.me/archives/7033
日本でも、Yahoo!がユーザーの信用を数値化し、企業に提供するという発表がありました。
今でこそまだ民間レベルの話ですが、技術的には国家として行うことは可能です。
それを管理社会として批判したい人もいるでしょうが、それで済む話でもありません。
そしてこれはインターネットだけの世界で収まる話でもなくなります。
中国では顔認証システムで国民をデータ管理し、1日で多くの指名手配犯を捕まえたなんて話もあります。
インターネットでの書き込みから、もしかしたらプライベートなメールやメッセージのやりとり、さらには日常の行動もすべて監視カメラと顔認証システムを通じて、普段の素行が悪い人の信用の数値に知らず知らずのうちに影響を与えるような社会になるかもしれません。
今はまだその信用に関しても、例えばお金の借入額が変わるとかそういう形であらわれるでしょうが、犯罪予備軍みたいな感じでいきなり玄関を開けたら何もしてないのに警察が、みたいなことにもなったりするのでしょうか…。
人の悪口を言わない癖をつけよう
人間ですから、それはもちろん誰かや何かの批判をする人だっているわけです。
SNSをはじめ、ネットはそういうのがいいやすい環境なもので、ついついそういうことを書いてしまう人も多いと思います。
しかし、今のうちからそういうのを言わない、書かない癖をネットでも日常でもつけていった方がいいかもしれませんね。
ネットは匿名のように見えて、実はまったく匿名でもなんでもないのです。