QUESTIONより:男なんていなくなればいいのに…!!女だけでも世界は続く?人間はセックスなしで子供を生めるか


QUESTIONより

結婚したくない…でも子供は欲しいみたいな時に単為生殖できたらその望みも叶うのではと思うのですが彩雨さんはどうですか?


まぁそうですね。うーん、まぁたしかに理屈ではそうかもしれないですけど、自分一人でいきなり子供がポンと生まれてくるというのはあまりイメージしにくいですよね。

社会的に考えれば自分一人であったり、子供ができない夫婦、同性結婚など、どうやっても子供が生めない状況であるのであれば養子を迎えるなどの選択肢もあります。日本ではそこまで養子文化は進んでいないようにも思えますが、アメリカとか養子を迎えたりって芸能人見てるとしばしばありますよね。

生物学的に考えれば、代理母出産とかいろんな方法で自分の遺伝子を残す方法もあるのかなと。

ただ、今回のブログは単為生殖というキーワードを質問者さんが持ってきてくれたので、こちらに絞って考えてみようと思います。

単為生殖ができる生物は存在する

ちょっと言葉が多いので、整理しましょう。

まず有性生殖と無性生殖があります。

無性生殖というのは、一つの個体が単独で別の個体を生み出すことをいいます。そんなことできるわけない!って思う人もいるかもしれませんが、実は分裂する生物ってけっこういるんです。ゾウリムシやアメーバなんかそうです。

有性生殖は、別の個体同士がDNAをまじりあわせて別の個体を生み出すことをいいます。人間はこっちです。さて、ここで勘違いしやすいところではありますが、必ずしも雄と雌が必要なわけではありません。カタツムリのように雌雄同体の生物も多く存在するのです。

単為生殖というのは、本来は有性生殖である生物が突然別の個体を生み出すことをいいます。早い話が、セックスしてないのに妊娠するということです。想像妊娠ではありません。なんともSFのような話ではありますが、単為生殖できる生物も多くいます。実はミジンコとかはそうです。環境が好条件の時は単為生殖でメスをガンガン増やします。環境が悪くなると有性生殖を行います。そうすることで環境が変わってもそれに耐えられる子孫を残していくということなのでしょうか。

遺伝子的には完全なクローンである場合と、自分とクローンで近親交配した子供のようなものである場合もあるようです。それと、当たり前ですがメスだけができます。

もしこの世の男が全滅しても、この世界の生物はきっと続いていくことでしょう。

単為生殖できる生物は意外にも多いです。虫でも鳥でも魚でも、けっこういます。ただ、人間はできません。

ただ、イエスキリストは単為生殖で生まれたと記述されています。マリアは処女懐胎でキリストを生んだと聖書には記載されています。神話では他にも同じように単為生殖で生まれたという話が存在します。

もちろん、人間の生物的な進化(退化?)に合わせて医学の進歩もあれば、女性だけでも子供を作ることができるような社会になるかもしれません。そしたらもう男なんて意味なくなっちゃいますね!

みんな、女の子に捨てられないように大事にしましょうね!