SNSで採用不採用を決めるのはアリ?


SNSを利用していることで不採用になった、というツイートが大きな話題となっていました。

介護福祉業界の採用面接で「何かSNSをやっていますか?」と尋ねられたので「ツイッターを少し」と答えたら「今回はご縁がなかったって事で…」といきなり突き付けられたお話

もっともこんなストレートな面接だったのかどうかわかりませんが、こういったSNS関係で就職の可否を決めるというのもイマドキっぽいですね。

SNSと就職

このツイートの真偽はともかく、企業側も自分の好きな人を採用するわけですので、まぁわからないでもないです。

とくに、SNSがらみでバカッター騒動といった問題になるケースも多く、こういったツールをちょっと厄介なものと考える人もいるかもしれませんね。

また、SNSで採用希望者を検索する…という話もずいぶん昔からありますが、大人数を採用するならともかく、若干名の採用だったらもしかして検索だってしているかもしれません。

本名で登録していれば簡単に探し出すことはできます。Facebookは本名登録ばかりですし、そこまで難しいことではありません。

その書き込み内容で就職の可否を決めるかどうかはともかく、印象にはなりますよね。あまりにもひどい書き込みばかりですと、たとえそれが過去の投稿だったとしてもちょっとな…と感じてしまうかもしれません。

とはいえ、SNSをやっているだけで採用不可というのはなかなか極端ですね。

SNS禁止令はありえる

SNS禁止令とか、おかしいと思う人もいるかもしれませんが、ありえる話です。

SNSとモラルに関してはまだまだ新しい分野ですので、企業側も社員側も正しくそのモラルとマナーを熟知していません。

社内のコンプライアンスをきちっと整理できてない状態であれば、SNS禁止にしておいたほうが安全です。

実際にSNSを禁止にしたり制限したりする会社もあるようですが、たとえば読売ジャイアンツはSNS禁止とする方針を打ち出してますし、NGT48はSNSを停止中です。

対外的なイメージを背負ってSNSをするわけですから、それはスポーツ選手だろうとアイドルだろうと、一般社員だろうと、同じことです。

SNS禁止はありえる話です。

SNSと横のつながり

その一方で、SNSは横のつながりを広げるという意味ではとても面白いツールで、自分自身もSNSを通じて知り合った人も大勢います。

IT関係やエンターテイメント関係の仕事は、どちらかというと個人主義の側面も強く、こういった横のつながりが非常に大事なものとなっていきます。

SNSを通じて広がった関係性が仕事につながるということもしばしば。

もしかしたら、こういった業界はむしろSNSをやってくれている人の方が採用は優遇されたりもするかもしれませんね。

SNS自体を良しとする、悪とするという話ではなく、どれだけモラルとマナーをもって正しく使えるかということが大事です。

それは決して難しい話ではなく、その人自身の自覚と責任の問題です。こういったところを会社側がどのように正しく社員へ伝えられるか、というところでしょうね。

むしろ、SNSをやるなら、自分の名前と会社名を明記して投稿し、責任のあるツイートをしなさい、と逆に隠すのではなくオープンにさせるくらい極端な会社があっても面白いかもしれませんが。