もう直感なんて信じることができない?


代引きを断られ、レビューを悪く書くと言われやむなく返品を応じたというニュースがありました。悲しいニュースですね。

「レビュー悪く書きますよ」と言われ… 代引き商品を「必要なくなった」と返品、応じたゆるキャラの思いは(withnews) – Yahoo!ニュース

たかがレビュー、されどレビュー

日本人はランキングが好きです。江戸時代にも、民衆の間で番付をつけるようなものがあったようですね。これはなかなか興味深いです。

日本人のランキング好きはいつから?江戸と大坂、地域性にじみ出る見立番付 | THE PAGE(ザ・ページ)

たかがレビューですが、口コミ、レビューというのは今の時代大きなプライオリティを持つことは間違いありません。みなさんも、居酒屋など探すときは必ずレビューサイトをご覧になるのではないでしょうか?

とあるグルメの大手口コミサイトは、ある時からそのサイトにお店がお金を払わなくなったら点数を一気に下げられたという話がありました。この類の話はわりとありまして、評価はお金で買える、というのはもうすでに周知の事実なのかもしれません。

もしかして皆さんの中で飲食店を経営されている方がいれば、詳しい方おられるかもしれないですね。

評価、という意味では音楽の某ランキングなんてまさにそうですね。お金で順位を買えるなんて噂話は、それこそはるか昔からありました。ちょっと都市伝説的なところもありますけど、どうなんでしょうね。それはともかくとして、現代のランキングサイトや口コミサイトの影響力が強いがために、レビューを悪く書くぞ、とユーザーがお店を脅迫するのは悲しいことです。

今やどこにでもあるレビュー

レビューサイトというのは、問答無用にお店を載せられてしまいます。ひどいことを書かれるケースもあるとか。お店の人も、今はこういったサイトのことも考えていかなければならず、面倒だとは思いますね。

レビューというのはお店に限る話ではないです。インターネットショッピングではレビューがあるのは当たり前ですしね。音楽だってもちろんそうで、摩天楼オペラの項目にはリスナーからのレビューが書かれています。

例えば「Amazonのレビューに悪い事書くぞ!書かれたくなかったら××しろ!」なんて類の脅迫?は音楽活動をしていて一度も来たことがありませんし、そういう話も聞いたこともないです。

音楽もグルメも主観で判断するものだとは思いますが、お店はレビューで決めても音楽はレビューで買うかどうか決める人はいるのかなぁ。音楽は買う前にネットやお店、テレビなどで視聴できますけど、お店は基本的には試食できないですし、その差も大きいかもしれないですね。

直感を信じるなんてできない?

まぁ、かっこいいことを言えばそんなレビューに惑わされることなく直感を信じていってもらいたいものですが、そんなのは無理ですよ。だって人間ですから。同じ金額のものがあって、レビューがいいのと悪いのがあったら、いいほうを買いますよね。人間ですから。

こういったレビューが人間の心理に直結するのは当然のことで、そりゃお店も良いレビューを集めるための工夫をします。アプリでも無料アプリを使ってるといいレビューしてね、って通知が来たりもします。お店でもいいレビュー書いてくれたら一品サービス、みたいなのがあるのかな?それともルールでできないようになっているのか、そこは定かではありませんが。でも、Twitterでお店の紹介をしてくれたら一品サービスってのはありますよね。あと、フォロワーの人数で旅行代金を割り引きするなんてサービスもこの前登場して話題になってました。それだけ、今は口コミの影響力が馬鹿にならないということなのでしょう。

口コミというのは昔からあるもので、それ自体にはなにも問題はありません。どこかのメディアが紹介してどかんと話題になるより、ある意味王道で本物の人気だとも思います。しかし、口コミもインターネットの性質上、インターネットが登場する前の口コミよりも破壊力が増すということですね。

もちろん、それでもふらっと居酒屋やラーメン屋、カフェに立ち寄ることもあるかとは思いますので、一概にはいえませんけどね。それでもお店にとっては、どうやってこのインターネット社会でどうやってお店の良さをアピールしていくか、今まではなかった課題に悩まされている方も多い世の中なのかもしれません。