QUESTIONより
インターネットで 「コロナ」と検索するとデマ等も多く、 「covid19」で検索すると論文などのソースのある情報が多い という記事を読みました。 正式名称で検索する、ドメイン指定で検索するのが有効なのかな?と思ったのですが、彩雨さんの考える、デマや感情的な内容を避けるための検索方法や、メディアリテラシーを身につける方法があれば教えてください。
15日回答希望のQUESTIONですが、こちらで回答させていただきます。
なるほど、これはたしかにその通りで、とても難しい問題ですね。
自分自身はドメイン指定や正式名称での検索という試みをしていませんが、まぁそれもアリかもしれません。とはいえ、情報を探しにくくなるというのもまた問題ですからね。
SNSの健全を保つために
ネット全体というのは難しいですが、SNSという意味では、タイムラインの管理を行うことができます。例えば「コロナ」「疲」「嫌」といったキーワードを全部非表示設定にすることで、タイムラインを健全に保つことができます。
他にもそういったネガティブワードを指定すれば、100%とは言い切れませんが、ある程度の健全さを保つことはできます。
投稿の感情を判断する、というのはYahooのリアルタイム検索では似たような機能があります。ただあれも精度に関してはちょっとアレですが、Twitterでもセンシティブな内容のものを非表示にする機能はありますし、そのうち投稿の感情を読み取って、怒っているものの表示をなくすとか減らすとかはあり得る話かもしれませんね。
デマを防ぐのは難しい
インパクトの大きな投稿こそ広がります。事実は小説より奇なりということわざがありますが、日常に関してはやっぱり完全デマや誇張しゆがめたような情報のほうがインパクトがありまして、それだけ拡散しやすい傾向があります。
デマを広げたい気持ちはなくとも、リツイートボタンというのは「えー!」っていう表現のあらわれだからです。
これはなかなか難しくて、デマを防ぐためには、冷たい気持ちでSNSをやるのが一番なんですよね。無関心に情報を流すというか。でもそれは本末転倒ですよね。
ファクトチェックであったり、いくつかソースを探したりとデマを防ぐためのチェック項目はいくつかあります。とはいえ、それを超越するほどのインパクトのある情報が飛び込んできた瞬間は、自分だってデマを信じてしまうかもしれません。というか、自分自身もこのブログでデマを拾って紹介しちゃってるところもあるかもしれませんし、もしかしたら10年後、20年後にデマだと発覚することもあるかもしれません。
コロナにかかわらずですが、このフェイクニュースについてはたびたびブログで取り上げていますが、子供へ必修科目にしたほうがいいと思うんですよね。とはいえ、完全にデマを防ぐというのはなかなか難しいことだなと思います。
デマよりモラル
たとえばトイレットペーパー騒動ですが、トイレットペーパーがデマだということはすぐに発覚しました。しかし、なかなかトイレットペーパーが昔のようには、少なくともうちの近所はまだ売っていません。
トイレットペーパー騒動がデマだということはわかっても、それでもトイレットペーパーは必要なものです。
つまりこれだけトイレットペーパーが売ってないと、トイレットペーパー騒動がデマだったと心の中ではわかっていても、見つけたらすぐに買わなきゃ、というような心理が働いている可能性もあります。
つまり、トイレットペーパー騒動に関しては、問題点の半分はデマ、フェイクニュースが拡散したこと、そして半分はモラルにあります。
なので、デマだけを防いでも似たような状態にはなったかもしれません。
ここもまた社会の難しいところです。