コロナごっこに、密ですブームに思うこと


おそらくお子さんがいるご家庭ならば、子供が「コロナごっこ」をして遊ぶというのもそろそろ出始めているころなのかなと思います。

まぁ今は小中学校もオープンになってないので、ちょっと状況も違うかもしれませんが。

子供はいつの時代も残酷で敏感

子供というのはなかなか残酷であり、そして敏感な生き物です。

こういった社会情勢にもいち早く反応し、それを自分たちのコミュニティの中で使っていきます。

おそらく「コロナごっこ」については子供たちの間ではもうやりたくてしょうがない頃なんじゃないかと思います。いや、もう公園などでやってるかもしれません。

10年ほど前には震災ごっこ、さらに前にはオウム真理教ごっこと、その当時の社会問題をネタにし遊ぶというのは子供の専売特許のようなもので、内容としては一部不謹慎なものもあり、大人としては反応に困ることもあるでしょう。

しかし震災ごっこが流行した10年前は、それを叱るのではなく、子供が発するメッセージの一つとして受け止めるべきだ、という論もありました。コロナごっこについても、それを大人が叱るのではなく、受け止めながらコロナウイルスのことを一緒に考えていける一つの機会として接してあげてほしいなと思います。

こういったところ、親も大変ですが、学校がオープンになったら先生も大変でしょうね。

大人の間では、密ですブームも

最近ネットで、いろんな人が小池都知事の「密です」といって記者をどけた映像を元に、小池都知事をモチーフとした漫画やゲームが多く登場し、話題になっています。

これもある意味、子供たちの間で流行するであろう「コロナごっこ」になにか近いものを感じます。

以前から国内外でマスクをしない人への暴行事件などが問題になっていまして、世の中全体がいわゆる「正義マン」のようになり、ギスギスしていくような予兆を少し感じていたこともありましたが、「密です」ってけっこう絶妙だと思うんですよね。個人的にはこういうちょっとふざけも入ったものも面白いなと思っています。

小池都知事にとっては自分の発言をネタにされてどう感じているかはわかりませんが、コロナ対策の周知としては一役かってるんじゃないかと、前向きにとらえています。

スーパーなどいまだに人はレジでは多いですが、それでも多くの人が自然と距離を取り、横入りなどせずにマナーを守って並んでいる印象もあります。 もう21世紀ですし、人類のモラルの成長っぷりを示すときです。

みなさんもソーシャルディスタンスを保ち、気を付けて過ごしましょう!