未来のコンビニ、小売店の無人化がもたらす世界とは


ローソンが無人コンビニを実験的に来年から始めるそうです。無人コンビニ、なかなか聞き慣れない言葉ですが、これはどういうことなのでしょうか。

ローソンが”未来のコンビニ”公開、センサーで手に取る商品把握|ニフティニュース

ローソンの無人コンビニは未来型小売店の形?

無人コンビニ、これはどういうことかというと、欲しい商品をスマホでかざし、電子マネーで決済する仕組みになっています。唐揚げなど、コンビニ特有のホットフードもワンタッチで調理できる機械を導入するなど、なかなか本格的です。未成年対策なのか、お酒とタバコはおかないようですね。

これって要するにスマホで読み取ったらそのまま自分のカバンにいれていいということなのでしょうか?

なんか万引きしてる感じでちょっとなれないと抵抗ありそうです。

メリットはいくつかあって、レジ待ちのストレスをなくすこと、人件費を削ることなどがあるようですね。たしかに、ビジネス街のコンビニは昼時になるとすさまじい列になりますからね。貴重なお昼休み、スムーズに過ごしたいものです。

気になる万引き対策

でも、これだと万引きする人が増えるんじゃないかって思いませんか?

一応セキュリティゲートがあるようで、もし決済されてない商品がでたらピーピーなる仕組みになるようです。とはいえ、ちょっと心配なところもありますよね。

IT大国でキャッシュレス大国のお隣中国では、すでに無人コンビニを設置しているようです。

[みんなのケータイ]中国の無人コンビニは入店から会計まで全てがスマホ

無人コンビニ開業から10ヶ月 万引き発生ゼロ件も「嘘だ、そんなわけがない」 7月10日の中国記事トピックス-サーチナ

万引きゼロということで、民度の高さとセキュリティ次第ってところもあるでしょうが、ぜひ日本でも万引きゼロで行きたいところです。中国はかなりキャッシュレス化が進んでおり、もしうっかり万引きなどして決済の信用が落ちてしまったら今後のことも大変。むしろ無人の方が万引きが少ないのでは、なんて話もあるそうです。

なんでも無人化の時代になる?

もうすでにガソリンスタンドでは無人化が進んでおり、セルフ式は珍しくありません。また、スーパーマーケットでもレジを無人化するなどの試みをしていますね。他にも切符売り場なんかもう無人化はかなり進んでいます。よほどのことがない限り、みどりの窓口には並びませんね。ラーメン屋もチケット制のところも多いです。

関連して居酒屋や回転寿司もかなり無人化、とまではいわないですが、タッチパネルで注文するスタイルは定着しています。大手チェーンですと当たり前のようにタッチパネルで注文しますね。そのうち決済までタッチパネルでできるんじゃないかと思います。海外の飛行場では注文から決済まで、目の前の端末でクレジットカードを使うことで行えるところもありました。

なんでもかんでも無人で、というのも便利でスムーズなのですが、有人でやりとりするアナログ感がなくなってしまうのも寂しいことなんですけどね。最近は東海道新幹線で切符にハンコ押すのなくなりましたよね。もちろん乗客としてはあれはあれで煩わしいことではあったのですが。ただ、この有人のやり取りがないのは無機質だ!心がこもってない!人と人とのふれあいがどうのこうの!という批判の仕方はやはりちょっとナンセンスで、まぁケースバイケースなのかなと思います。便利なところだけ使っていけばいいのかなと。

無人化とAIのコンビネーション

今後、システム化された小売店はAI導入によりさらに進化を遂げるでしょう。具体的にどのような形に落ち着くかわかりませんが、今では想像もできないような物の買い方をしているかもしれませんね。