今年発生した厄災といえば、コロナウイルスです。
世界中で多くの死者が出て、１００年に一度という疫病となりました。
コロナの次はバッタ
そんなコロナウイルスの陰で、今年発生したもう一つの厄災があります。それがバッタです。東アフリカを中心に、１月末～２月頭あたりから話題になり始め、みるみるうちに大量のバッタ集団となりました。
バッタというのは、みなさんもご存じの虫のバッタのことです。たかがバッタで何言ってるの？という方もいるかもしれませんが、たしかにたかがバッタなんです。
しかしそのたかがバッタが、数千億匹にもなり襲い掛かってきているのです。
あまり聞きなれない言葉ですが、こういったことを蝗害（こうがい）といい、大量のバッタが農作物などを食い尽くし、東アフリカでは食糧不足に陥っています。
意外と遠くまで行く
このバッタ騒動ですが、それでもたかが虫ですよね。移動するといったってたかが虫ですよ。
しかしそんなたかが虫ではありますが、意外に遠くへ移動するというのだから驚きです。
東アフリカで登場したバッタは北上し、中東を抜けてアジアへ行きました。さすがのバッタもエベレストを越えることはできませんでしたが、世代交代をしながらぐるっと回ってインドや中国まで来ています。
日本まで来る可能性も？
しかしこういう時に強いのが日本で、良くも悪くも海に囲まれています。
まぁ船などに潜まれてしまったらヒアリのように日本にやってくる可能性はありそうですが、数千億匹のバッタが律義に船旅をするのは考えにくいですよね。
当初は日本までは来ないだろうと思われていたこのバッタ騒動も、さすがにそうも言ってられない話が浮上しています。突然変異や季節風などの影響で、場合によっては数千キロの飛行が可能なバッタが登場するのでは、という話まで飛び出しています。
そうなってしまったら、東アフリカで発生したバッタがみんな日本が最終目的地になってしまうかもしれません。さすがに太平洋は越えないでしょうしね。
まぁこれはちょっとぶっ飛んだ話の部分もありますが、それでも多くの国がコロナだけではなくバッタに悩まされるわけで、世界情勢への影響も出始めています。
気をつけましょう、といってもどう気をつければいいのかわかりませんが、このバッタの動向は気になりますね。