世の中、IT化によってとても便利になりました。
しかし、便利さは危険の裏表ということで、これまでになかった問題を生み出します。
位置情報アプリで恋人追跡
技術的には相手の位置情報をお互いに共有する仕組みは簡単に実装できます。マッチングアプリでも近くにいる人を探すことができますし、友達同士登録すれば、お互いに現在位置がわかるような仕組みもできます。
他にも子供や老人の防犯としてこういった機能をつけたり、うっかりスマホを紛失してしまったときにも便利ですよね。
数年前に、恋人同士でこういった位置情報を共有するアプリを使うというのが話題になったことがありますが、プライバシーに関する社会通念上の理由により削除になったという話もありました。お互いの同意なしにこういったアプリを入れてしまう事件が起きたからです。
とはいえ、技術的には簡単にできてしまうということで、類似アプリも多く存在しています。
位置情報アプリで恋人を追跡した男 一緒にいた男性を殴ったとして逮捕 – ライブドアニュース
こういった位置情報アプリで恋人を追跡して、一緒にいた男性を暴行して逮捕、という記事がありました。昔だったらGPSを仕込んでという大掛かりなものでしたが、今やこういうこともアプリ一つでできてしまいます。
まぁこれはカップルの考え方、夫婦の考え方次第かなというところ。導入されている方も実際にはいるんじゃないですかね。とはいえ、なんかお互いにいれよう、なんて話になったら疑ってるみたいだし、なんだかなぁという感じです。
Googleのトラッキングは面白い
似たような機能ですが、Googleには自分が何時ごろどこにいたか、どういうルートを通って移動したかがわかるようなシステムがあります。
これはもちろんプライバシーの観点からオフにできますけど、後から見返すとおもしろいので、いつもオンにしています。
がっつり散歩した日は歩きとして表示されますし、全国ツアーのときはちゃんと車での移動としてでますので、こういったところも思い出としていいですね。
これまでの技術ではもちろんこういうことはできませんでしたので、新しい記録の残し方としてとても興味深いなと思っています。
ただITのこういう面白さは、プライバシーに関しては諸刃の剣ということ。ここのあたりの取り組み、線引きが難しいところですね。