和民が本格的に焼肉業界へ参入?コロナと焼肉、思わぬ関係も


日本の居酒屋チェーンの中でも巨大企業である和民。

どこの街でも見かけたことがあるでしょうが、近年はイメージ戦略として和民の名前を使わない「三代目鳥メロ」「ミライザカ」といった店舗に切り替えるケースも増え、実はみなさんが思っている以上に和民の店舗が多いのも特徴です。

和民が、2020年のコロナをきっかけに焼肉事業へ参入しています。

和民が焼肉へ鞍替え

和民はいくつかの事業を行っていますが、それも居酒屋としての形はキープしたままでした。今回はなんと今後5年間で400店舗を焼肉店に切り替えるということで、かなり力を入れたものだとわかります。

焼肉のチェーンは日本ではけっこういろいろありまして、高級店から安価でリーズナブルな店まで、多く存在します。その中で大手の和民がわざわざなぜ焼肉業界へ食い込むのか、という声も聞かれそうです。

焼肉で勝負する理由

なぜ和民は焼肉をやるのか。こちらについて、興味深い記事がありました。

居酒屋120店舗を焼肉店に「明確な来店目的」に賭けるワタミ – ライブドアニュース

なるほど、コロナによる生活変容が、外食への明確な目的意識につながるという話は興味深いですね。そういった意味では、たしかに飲みに行く、という漠然なものよりかは、「焼肉に行く」というのは大きな目的になります。

また、こちらの記事に日本人の焼肉に対する意識ということへ言及されていましたが、「焼き肉は高いものだとみんな覚悟しているから多少、代金が高くても文句は言わない」というのはなかなか興味深い話です。

また、コロナによって外食産業に影響がでたことにより、国内の牛肉消費が減り余っているという話もかつてはありました。こういうところもチャンスだと思ったのかもしれません。

外食産業も、昔と今では世の中の考え方がだいぶ違います。

焼肉一つとってもそうで、焼き肉といえば大勢で楽しむイメージもありますが、近年は回転寿司のようにレーンで肉が運ばれ、一人で焼き肉を楽しむという業態もあります。

和民の焼肉事業、どうでるでしょうか。また、今回のコロナで他にもいくつか外食産業に動きが見られるかもしれませんね。