気が少し早いですが、すでに4年後の大統領選挙の話もではじめています。
というのも、今年の大統領選挙はトランプ氏、バイデン氏と高齢の候補者対決という特徴がありました。もちろん4年後も続投する可能性はありますが、年齢を考えるとやはり変わる可能性も十分ありえます。
思えば4年前、初めての女性大統領の選出の可能性が高まったヒラリー・クリントン氏の出馬でしたが、トランプ氏に敗れる形となりました。女性は大統領にしたくはないという保守層の動きもありましたが、それだけではなくヒラリー・クリントン氏を嫌う層も一定数いたという話もあります。
時を経て、4年後はあれから8年が経つわけです。女性大統領の選出はすでに秒読み段階といっていいでしょう。
注目候補、ハリス副大統領
先日の勝利宣言で行ったハリス氏のスピーチは素晴らしいものでしたね。個人的にはバイデン氏のそれよりも印象に残りました。
女性初の副大統領ということ、年齢も4年後は60歳と、大統領としては適齢期かもしれません。
ジャマイカ系、インド系の移民2世ということで、移民層が増えているアメリカは、女性ということも合わさり、選挙では有利に働くこともあるかもしれません。この次の4年間でさらに知名度も上がり、初の女性大統領としては最有力候補かと思われます。
検事出身ということもあってか、けっこうズバズバやり合うイメージを持ってます。予備選のときもバイデン氏とかなりやり合っていた印象が強いです。
ライス元大統領補佐官
クリントン、オバマ政権時代に政府の中枢で活躍していたライス氏もまた、初の女性大統領に近い存在かもしれません。今回のバイデン政権でも民主党政権で連続して重要なポストに就くようなことがあれば、ぐっと近づくかもしれませんね。
もし立候補するようなことがあれば、初の女性大統領、しかもアフリカ系アメリカ人からの、ということで、メディアの注目度は高まることは間違いないでしょう。
ちなみに、前にいたライス元国務長官とは別人です。
超大穴、イヴァンカ大統領補佐官
現政権の大統領補佐官を努め、トランプ大統領の娘でもあるイヴァンカ氏もまた、超大穴で大統領候補かもしれません。
年齢も若くなにかと注目されがちではありますが、これまでもトランプ大統領と必ずしも意見が合うわけではなく、リベラル寄りな態度を表明したり、かつては民主党候補者を応援していたという過去もあるなど、只者ではありません。
今後トランプ大統領とは絶妙な距離を取りながら、保守層もリベラル層も味方につけることができるようなことができるのであれば、そんなこともあったりして?
娘にあえて中国語を教えるなど、そういった逸話もまた興味を惹かれる存在です。
超大穴ですね。
アメリカは動き出している
黒人問題、女性問題、アメリカもまだまだ古い体質が多く残っていますが、今回の大統領選挙を見ているとやはり少しずつ動き出しているように思えます。
日本の初女性総理大臣選出よりかは、アメリカの初女性大統領選出のほうが早いかもしれませんね。