先日、とある方が大学生が「飲み会」で稼ぐ方法というツイートが大きな話題になっていました。
その内容は興味がある人は検索なりしてみてもらえばいいかなと思いますが、手法としてぶっ飛んでいる内容のものではなく、スタンダードなものです。実際にあの手法で利益を上げている人は大学生でも社会人でもけっこういるんじゃないかな。
結婚式の披露宴や二次会とかでも、まぁうまくやると利益を大きく出すこともできますが、まぁ大きな括りでは同じような感じです。
手法として違法性のあるものではないですが、まぁモラル的なところで否定的な意見も集まったのかな。
「飲み会」に価値を持たせる
飲み会というと、仲間内でお酒を飲んでいろいろ話すようなものをイメージしがちですが、そういうものだけが飲み会だけでもありません。
多様な業種が集まり、人脈を広げるものも多いですよね。
飲み会で稼ぐという直接的な言い方が悪い印象を与えがちですが、要するに主催者がその飲み会にどういった付加価値をつけることができるかが、その飲み会に利益をもたらすことができます。
例えばとあるアーティストが、夕食会でショーをやるような飲み会だった場合は、主催者が儲けることに対して違和感を持つ人はいないでしょう。これと同じ原理です。しかしどちらも飲み会で儲けていることには変わりありません。
こういった付加価値のつけ方は様々です。アーティストの芸術鑑賞会であったり、著名人の講演会のように、なにかを大勢で見る、というものもいいでしょう。ワークショップのように、飲みながら参加するような体験があってもいいかもしれません。
交際相手を探すような場を提供するのもいいですし、会社の採用したい人を探す場でもいいですよね。そういった人と人との出会いを付加価値にするのもよくあります。
先に述べた、結婚パーティのように特定の相手を祝福する場というのもまた、この付加価値になります。会社の何周年パーティとか、本の出版記念パーティとか、ある意味なにかの大掛かりな打ち上げもまた、同じような感覚です。
ただ単に無意味に人を集めて多めの会費を取るやり方だと批判的にとらえる人もでてくるでしょうが、そこにいかに付加価値を持たせられるか、ここが大事です。
人を集める意味
コロナによって、人と人とが実際に集まって何かをやる、ということを最小限にしようという動きが大きい1年でした。
大人数での飲み会は今年はなくなり、50人、100人規模の飲み会はなかなかどこも開けないでしょうね。いや、自分が誘われてないだけかもしれまませんけど、まぁ誘われたとしてもコロナになった場合の免罪符としても、参加しにくいところもあります。同じように考える人も多いでしょうし、どのみち人は集まりにくいでしょうね。
今年は人を集めずともどうにかできる方法を模索する1年となりましたが、来年はこれを踏まえて、その中でもどうやって人を集めることができるか、そして人を集める本当の意味はなんだったのか、という答え合わせをする1年になると思っています。