みなさん、印鑑を持ち歩いていますか?
仕事で印鑑をよく使う人も多いでしょう。なにかのチェック表などに印鑑を押すことはあるかもしれませんね。
ロボットが契約書をめくり判を押す
先日、ロボットが契約書をめくり印鑑を押すという記事がありました。
ロボットが契約書をめくって自動で押印 手作業の負担を軽減 デンソーと日立が開発(ITmedia NEWS) – Yahoo!ニュース
最初、虚構新聞かなと思いましたが、そうじゃないみたいです。
たしかに、大量の契約書に判を押し続けるのは大変そうです。めくるだけではなく、契約書の撮影も行ってくれるそうで、全部データ化されとても便利そうですね。
というわけではなく…
そもそも全部データ化してしまえばいいのでは?契約書にハンコいる?
という話ですよね。
なくならない印鑑文化
前にも何度か印鑑の話をしたことがありますね。
自分自身も、いくつか印鑑を持っています。実印と銀行印と認印、そしてシャチハタです。
実印はもちろん印鑑登録しています。
ここまでの印鑑文化が根付いている国は他にないといわれています。
近年は脱印鑑文化の流れは確実に来ています。ネットだけのやり取りでもいろいろなものに登録できるようになっていますし、身分証明書の写真だけで手続きがとれるサービスも増えています。
ただ、日本で完全な脱印鑑となるのはまだまだ先の話でしょう。その理由としては習慣もありますが、どちらかというと法律の問題もあります。
法律に、押印が必要と書いてある箇所が意外にも多いんですよね。全部変えないといけないことになってしまいます。まぁそんなこともあり、印鑑の画像データを張り付けるようなデジタル印鑑まで登場させているわけです。
印鑑のメリット
サインや生体認証が増えています。生体認証はその人本人がカギになるので、そういう意味ではとても安心です。
印鑑なんて、誰が押したって同じになるわけで、セキュリティ的にどうなの?という感じもします。しかし、それが逆にメリットにもなるわけです。
つまり、自分の印鑑を誰かに渡して、それで代わりに手続きをするということが可能なわけです。
いや、それってどうなの?
と文字に書くとそんな感じもありますが、でもよくよく考えるとこういうケースってけっこうありますよね。この代理で押すということ自体が法律的にNGというわけでもないみたいです。
ですが、実印のやり取りについては気を付けましょう。いろいろ悪いことができますからね。合わせて印鑑証明書の取り扱いにも気を付けましょう。
遠い将来は印鑑文化はどうでしょうね。個人的には印鑑を忘れて郵送で書類のやり取りを何度かするという経験もよくあり、なんだかなぁと思うこともありますが。IT文化とは間違いなくバッティングする印鑑文化ですが、日本独自の道を進むのか、なくなっていくのか。