マクドナルドは並ばなくていい時代へ!スマホが変える新しい飲食店の考え方とは


マクドナルドがスマホを活用した新しい注文・決済方法を試験的にはじめるそうです。

マック、スマホで注文・決済可能に まず3店で試行中(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

まず利用者は受け取る店と食べたいものを指定し注文します。そしてクレジットカードなどで決済し、先に支払うことができます。ここまでなら宅配ピザとかもそうですよね。同じようなことをやっているサービスはいくつかあります。

このマックのシステムがすごいのは、スマホのGPSを活用することです。つまり、いつそれを取りに行くかを先に指定しなくてよく、利用者が近くへきたら調理をはじめ、店に着いたら列にならばずとも、注文した商品を受け取ることができるのです。ただ、さすがにお客さん側がスマホで「チェックイン」ボタンを押すという動作は必要なようです。これがないと、マックの近くに用事があった場合、勘違いして先に作ってしまいそうですからね。

お店には大型画面に番号があり、その番号にあればすぐ受け取れるということです。列に並ばなくていいというのは、とても便利かもしれません。

こういった、スマホを活用したファストフードは増えてきました。マクドナルドはその中でも最初から積極的で、ガラケー時代でもクーポン券の発行をやっていましたね。

列ができない人気店が理想?

日本でもそうですが、アメリカのスタバはそれ以上の列ができると言われています。お店側としてもそれは理解しているものの、従業員を増やして急いで列をさばくよりも、お客さんを並ばせておく方が利益率が高いという考え方もありました。

とはいえ、列に並んでもスタバに行きたい人も多い中、時間の都合などであきらめなくてはならない人もいます。そこで、スタバが取り組んだのが、今回のマクドナルドのように事前注文でした。スタバはこのシステムで、これまであきらめざるを得なかったお客さんという取りこぼしを拾うことに成功しました。

今回のマクドナルドのようにGPSまで駆使したシステムはともかく、こういったスマホを活用した事前予約、事前注文は増えていくかもしれません。もっとも、店舗側としてはすべてをそれにすると来なかった人が増えすぎた場合のリスクもあるのでアレですけど、お客さんがひっきりなしにくるようなお店でしたら多少予約しても来ない人がいても対応できますからね。お店にとっては取りこぼしのお客さんを獲得でき、お客さんとしても長時間並ばなくてもいいというメリットがあります。

いろんな形はあると思いますが、こういった事前注文システムがこれからも増えていくかもしれませんね。