前回は、1円でも安くスマホを使いたい人向けのお話でした。
今回はそこまで金がないわけじゃないので、確実路線で無難にスマホ代を安くしたい人向けです。
金はあるんだよ!どれにすればいい?
中には、金はあるんだ!
という人もいると思います。
実は、お金持ちほど格安SIMなどへの関心も高いという傾向があります。不思議なもので、貧乏人ほど、高いスマホ代を払っているのです。これが世の中の心理です。
格安スマホを使ってるなんて、お前んち貧乏かよ!なんて言う人はアホです。
お金持ちのみなさんも、これを機に安心してスマホプランを変えましょう。
通信品質という意味では、楽天モバイルは残念ながら大手三社の水準には達していません。今後設備投資をすることを発表されていますが、もう少し時間がかかりそうです。
お金はあるし、生活で圏外の不安は感じたくない、という人も多いと思います。
その場合は、やはりおとなしく大手三社が行う格安プランか、その他格安SIMが一番です。
たくさん使うなら大手三社の格安プランがよさそう
もしそれなりに動画を日々の生活で外出先で見たい、という人もいるかもしれません。
正直、外出先で月20GB分の動画を見るというのはなかなかです。まぁ自宅でWiFiを使っていないとかならあり得る話ですけども、外出先だけで20GBの動画を見るには、相当長時間動画を見ていることになります。
なんのために外出しているんでしょうか。スマホ料金の前に、その生活スタイルを見直した方がよろしいのではないでしょうか。
とはいえ、頻繁に動画を撮影して送信するとか、外出先で毎日リモート会議があるとか、PCとテザリングして大量のデータを使う場合は、月20GBくらい行く可能性もあります。
それなりに使う場合は、月20GBまで使えるahamo、povo、LINEMOのどれかにすればOKです。細かいところは違いますが、どれも同じようなものです。
もし5分以内の電話を頻繁にするなら、ahamoがおすすめです。電話はしないというなら、povo、LINEMOの方が少し安いです。
家族が家族割を利用しているので、ドコモをやめたら親に勘当されるという人もいるかもしれません。そういう人はahamoを使えば家族割としてカウントされます。同様にpovoも条件付きでauの家族割カウントがありますが、LINEMOは残念ながら家族割対象にはなりませんので注意です。
LINEMOはLINE関係のサービスが悪くないので、これはこれでいいなと思っています。外出先でLINEのテレビ電話を異様なほどやらなきゃいけない特殊な事情があれば、LINEMOの方がいいですね。
povoは1日だけ通信量を限界突破する機能があります。アイデアは悪くないですが、あまり使い所はないかなと思います。ただ、今後トッピング機能で面白いオプションがつくかもしれません。こういう発想は悪くはないですね。
ちなみに3社ともに20GBを超えても1Mbpsで通信できるとあります。速度制限でもYouTube配信くらいは見ることはできます。
大手三社は、なんだかんだで強いです。他社がどう追随するか様子を伺っていましたが、やはり圧倒的です。
これに対抗するのは、格安SIMは大変ですよ。大手3社の天下はまだ続くでしょう。
動画を見ないなら、もっと安くいける
現在、どこの会社も月何ギガまでいくら、みたいな言い方をしています。
しかし、そんなこと言われても、毎月どれくらい使うかなんてわからないよ!って言う人も多いと思います。
ここはざっくりと、普段の生活で外出先で動画を見るのか、見ないのかという二択で絞っていいと思います。
動画は外では一切見ない、外出先でテザリングはしないということが確実ならば、おそらく月3GBもあれば事足りるのではないかと思っています。
正直、月20GBなんていらないという人も多いことでしょう。そういった人たちの受け皿が、格安SIMやサブブランドになります。
nuroモバイルが月3GBまでで720円で出しています。こういった格安SIMは大手三社の電波を間借りして運営しているので、圏内か圏外かという話になるのであれば、大手と同じように使うことができます。通信スピードは差はあるでしょうが、ヘビーユーザーじゃないなら、通信スピードを気にする必要はありません。
1000円弱で月3GBくらいは他にもいくつかありました。逆にいえば、そういう人は1000円以上払うことはないということです。値段だけでいうなら、nuroモバイルが頑張っている印象がありました。自分も使ってるわけじゃないのでなんともいえないですが、通信会社としても大手だし、いいんじゃないかな。
電話が多い人は要チェック
今回発表されている格安プランですが、電話が多い人は少し注意が必要です。
というのも、各会社が出している専用の電話アプリを使わないと、電話代が高額になる可能性があります。
楽天モバイルは電話は完全無料ですが、それはあくまで楽天モバイルのアプリを使った場合です。
この外部アプリの利用ですが、意外と面倒なんです。というのも、例えばメールに電話番号が書いてあって、そこをクリックして電話すると、外部アプリ扱いじゃなくなるので、電話代がけっこうかかることがあります。(アンドロイドだとここの設定ができる場合があります)
なので、頻繁に電話をする人で、そういった外部アプリのことを気にするのがめんどくさいという人は、外部アプリを使わないですむサービスを使う必要があります。
それはどこかというと、大手三社が直接運営をしているところです。
ahamoやpovo、LINEMOは大丈夫です。それとサブブランドのYモバイルやUQモバイルなども大丈夫です。先日発表されたOCNモバイルも、この専用アプリ不要をプッシュしていました。
電話はほとんどしない、するけど専用アプリを難なく使えるというのであればここは気にしなくても大丈夫です。
この春はスマホプランを変えよう
というわけで、三回にわたってお送りしました、スマホプランのお話でした。
スマホプランを変えると、いくつか注意事項もあります。
・携帯メールアドレスを捨てる必要がある
・キャリア決済は使えない場合もある
・ネットでの申し込みが必須になる場合もある
・通話では専用の電話アプリを使う必要がある場合がある
あたりですかね。
また、昔と違って違約金制度などもなくなったり減額されていますので、プラン変更しても、またすぐに別の会社に乗り換えることもできます。いい時代です。
ちなみに、自分はスマホ二台持ちをしています。
この春からは、楽天モバイルをもう一つ契約し、楽天モバイル×2と格安データSIMの3枚でスマホ2台を使おうかなと思っています。楽天モバイルはたしかにまだまだなんですけど、値段が安いこと、それと応援したい気持ちもあります。
みなさんも素敵なスマホライフを!
では最後に、総括します。
最後に総まとめ
個人的には2か3がおすすめです。
1.超節約生活をしたい人へ(1年間は月0円 利用量無限)
自宅のWiFiも解約してOKです。すべて楽天モバイルを使いましょう。家のPCは全部テザリングです。ただ、自宅が楽天回線を拾えるかのチェックが必要です。一度楽天モバイルと契約して、電波の具合をチェックするのがおすすめです。
2.節約したいけど安心感も欲しい人へ(1年間は月500円ちょい 利用量無限)
楽天モバイルを利用しつつ、サブでnuroモバイルのデータSIMを使いましょう。手持ちのスマホがSIM2枚使えるかどうかが重要なのと、圏外になったら自分でSIMを切り替える必要があります。玄人向けですが、出費はかなり抑えられます。
3.あれこれ考えず確実に行きたい人へ(月3000円弱 利用量20GB)
大手3社が新たに打ち出した格安プランにしましょう。ahamo、povo、LINEMOのどれかです。月20GBまで使えるので、普段使いなら余裕はあります。3社は細かいところは違いますが、だいたい横並びです。家族割の事情や通話の有無で決めていいと思います。
4.あまり通信を使わないけど確実に行きたい人へ(月800円弱 利用量3GB)
サブブランドか格安SIMにしましょう。選択肢が多いのですが、おすすめはnuroモバイルです。月3GBまで使えてそこそこ安いです。ただ、格安SIMの場合は、電話を頻繁にするのであれば、通話アプリの利用が必要となる場合があります。サブブランドは以前はお得感がありましたが、今はそこまでお得感がありません。だったら3の選択肢でもいいかなと思っています。