手紙を送ると罪になる?メール便、サービス終了の思わぬ理由


この前、ちょっとメール便を送らなきゃいけないことがあって、コンビニでメール便送れますか?って店員さんに聞いたら、メール便のサービスはとっくに終わってますよ、っていわれてしまいました。

手紙を送ると罪に問われる

そう、なんとメール便は2015年の3月にサービス終了してしまったのです。

ヤフオクやメルカリのイメージもあってできるものだとばかり思ってましたが、そういったサービスに特化したものだけが残っているので、一般的なメール便はすでに終わっていたのでした。

びっくり、もう5年もとは。

日本には郵便法という法律があります。これは早い話が、郵便局以外で信書を送ってはいけないという決まりです。

信書?信書なんて知らないし、送ったことない!と思う方もおられるでしょうが、信書というのは極めて曖昧な言葉で、また幅広い意味を持つものです。

信書の定義は「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、または事実を通知する文書」と定められています。

これはつまり、普通の手紙もまた含まれるわけです。

ややこしいことに、「冊子」「書類」は郵便局以外の業者が送ることはOKなんです。でも「手紙」はダメなんです。

何が違うの?というところですが、これがまた難しいところです。クロネコヤマトとしては、お客さんが罪に問われる可能性があるということの時点で踏み込みにくいビジネスということで、泣く泣くサービスを終了したということのようですね。

ヤフオクやメルカリについては中身が信書ではないことが明確ですので、そちらに特化したサービスへ切り替えたということなのでしょう。

メール便の代わりは?

とはいえ、メール便は追跡もできますし、安いし、仕事の資料などでどうしても郵送じゃないとダメなものなどあるときはとても便利なものでした。といいながらも自分自身も5年以上使ってなかったわけではありますが、数年に1度あったらいいなというサービスです。

今回宅配便で送る方法もありましたが、金額を聞いたらちょっとラーメン食べられるくらいでしたので、やめました。

そこで調べたのがクリックポストという郵便局がやっているサービスです。Yahooで送り状を作って電子決済で支払いをして、というものです。

これ、ネットで支払いや送り状まで作成できるのに、それを印刷して貼らないといけないという非常にアナログな仕組みになっています。そのまま郵便局に持っていってQRコード見せれば送ってくれる、みたいな仕組みにすればいいのに!

なんて思いながら、糊付けして無事送付できたのでした。