昔はミュージシャンの楽器破壊パフォーマンスは珍しいことではなかったような印象もありますが、近年はそういったシーンは見かけなくなりました。
自分の気持ちとしては、あんまり楽器を破壊したくはありません。
しかし同じように考えるミュージシャンも増えているのかもしれません。
モノを壊すことの是非
昔の方が、こういうのは多かったような印象があります。
例えばテニスラケットの件に関しても、苛立ってラケットを破壊したとしても、それは決して珍しいことではなかったようにも思えます。
モノを大切に使いたいという日本人ならではの感覚もあるかと思いますが、こういった動きは世界的にも広がっているように思えます。
大坂なおみ選手に関しても、ヨネックスが明確に「望まない行為」とするのも、珍しい声明だなと感じました。
大坂なおみ選手の「ラケット破壊」。用具を提供するYONEXがコメント「今回のような行為望まない」(ハフポスト日本版) – Yahoo!ニュース
まあ、見ていて気持ちいい行為ではありません。しかしこう感じるのも、時代のこともあるかもしれません。
大量消費がよしとされない時代
大量生産、大量消費の時代は、とにかく物を作って、捨てて、その繰り返しで多くのお金が動いていきました。
テレビの企画でも、あの頃はもっといろいろなものを壊していた印象があります。窓ガラスとか車とか、ガンガンぶっ壊していましたよね。
今でも大量生産、大量消費は可能ですが、あの頃に比べると、長く使うという考え方も芽生え始めているように思えます。
スマホなども、古い機種も長く使えるようにAPPLEも対応していますし、モノを大事に長く使うという日本的な考え方は、世界標準になりつつあります。
モノは大切に
自分はけっこう物持ちがいい方で、できる限り大事に長く使いたいという気持ちがあります。
まぁ長く使えば魂が宿ると本気で思っているわけではないにしろ、ある種の身代わり地蔵的な考え方は持っています。
うっかり壊してしまうことはあるとしても、できるだけモノは大切に使いたいなぁ、と思う今日この頃です。