今年は東京オリンピック、総選挙というビッグイベントがあります。
当初はほぼ同じ時期に行われると予想されていましたが、総選挙を先延ばしにするかもしれないという報道がありました。
ややこしい二つの任期
昨年、安倍総理がイレギュラーな形で退任しましたので、現在は任期について少しややこしいことになっています。
ひとつは自民党総裁の任期です。
自民党総裁は3年がルールになっています。昨年菅総理が総裁選に勝利し、昨年から3年になると思いきや、そういうわけではありません。
安倍前総理から任期を引き継ぐという形になりました。2018年に総裁選は行われていますので、自民党総裁としての任期は今年の9月までとなっています。
なので、今年は自民党総裁選があります。
そしてもう一つ、衆議院議員の任期です。
衆議院の任期は4年です。小学生のときに習いましたよね。
前回の総選挙は2017年秋でしたので、今年の10月までとなっています。
微妙にずれているんですよね。
総選挙のタイミング
東京オリンピック前後に総選挙と昨年から予想していましたが、感染者増に伴う支持率の低下により、下手をするととんでもないことになりかねません。
日本は面白いほどに新規感染者数と支持率はリンクしていますので、ワクチン効果に期待をし、可能な限りに後ろにずらすという可能性もあるようです。
衆議院選挙めぐり自民党内「先延ばし論」 最も遅い11月28日投開票も – ライブドアニュース
まぁ今よりかはそのほうがいいでしょうね。自分も知らなかったのですが、公職選挙法の例外規定というもので任期よりもさらに後ろにできるんですね。
ただこれが凶と出るか吉とでるかは神のみぞ知るといいますか、コロナ次第ということで。
総裁選の任期についても、これは自民党内のルールですから度々変更がされています。
もし総裁選が先になってうっかり菅総理が敗れるなんてことがあれば、そのタイミングで総理大臣は交代です。
その状態で総選挙をして自民党が敗れれば、久しぶりに一ヶ月、二ヶ月しか就任しない総理大臣が登場する可能性もあります。
与党分裂の可能性は
政局というのは一晩で大きく動くこともあります。
例えば、なぜか次の総理候補としていつも名前があがる石破氏が水月会を引き連れて分党、小池百合子国政復帰なんかが合わさって、維新や最近野党連合と噛み合わない国民民主党あたりが大連立を組んで…なんて絶対ありえないような話も、過去の歴史を見てみると絶対ないと言い切ることができません。なんせ昔は社会党と自民党が連立を組んだくらいですからね。
可能性としては完全なゼロではありません。
小池氏はメディア露出も多く、最初から女性総理誕生を表に出して選挙をしたらどうなるかわかりません。安倍総理時代と違って、自民党支持層からも菅総理のリーダーシップには疑問視する声も上がっています。そういったところの受け皿になるということで、いつぞやの都知事選、都議選のようになことにも。
中道右派の新しい受け皿になるかもしれませんね。
と言いながらも、まぁないでしょうけど!
4年前の衆院選挙あたりはまだまだ自民圧勝だろうなあというところでした。しかし今年の総選挙は、久しぶりに大嵐になりそうな予感もしています。
昨年の9月、10月のコロナが落ち着いているときに解散総選挙をすればよかったのになぁ。