なぜ選手は棄権をしたのか。東京オリンピックの裏にあるパレスチナ問題


東京オリンピックではメダルラッシュとなった、柔道。

その熱狂の裏で、あまり大きくクローズアップされることはありませんでしたが、こういった出来事がありました。

なぜ棄権をしたのか

柔道で、相次ぐ棄権がありました。

男子の選手がまず棄権し、そのあとも少し報道がありましたが、今度は女子の選手も棄権することとなりました。

女子柔道でサウジとイスラエルの選手対戦 連盟「政治的影響を超越」:朝日新聞デジタル

この棄権した理由が重要です。

ケガをしたわけでもありません。その理由は政治的な問題です。

このままいくとイスラエルの選手と戦うことになる、それが棄権した理由です。

今回棄権をしたのは、サウジアラビアとアルジェリアの選手です。

現在、中東を中心にイスラエルへのボイコットが続いています。

こういったスポーツ界でのボイコットも以前からありました。

サッカーでもイスラエルをヨーロッパ圏に置くことで、中東と同じアジア枠にならないようにしています。

今回、水面下で政府が棄権を強要したかどうかも静かに話題になりました。

一枚岩ではない世界の難しさ、オリンピックの難しさを露呈する出来事となりました。

根深いパレスチナ、イスラエル問題

このパレスチナ、イスラエル問題は非常に難しいのです。

戦争はよくないよ!とかそういうレベルの問題なのかどうなのか。歴史を辿ればこの人類史をどんどんさかのぼってしまうわけで。仲良く半分こしましょうで、済ませてしまっていい問題なのか。だからといって、どっちかが出ていく形で済ませていいのか。

どういった形で解決するんでしょうね、この問題。