スマホに関してはここ1年ほどで大きく業界の勢力図が変わりました。
といっても大手三社が強いことには変わりないですが、ahamoの登場以降、次々と新しいサービスが生まれ、ユーザーにも乗り換えの機運が高まるようになってきています。
MNP予約番号不要の狙い
興味深い動きとして、ソフトバンクがMNO予約番号不要で転出可能にするという方針を打ち出しています。
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO間の乗換え MNP予約番号不要に – ライブドアニュース
こちらはソフトバンクと、その系列であるワイモバイル、LINEMOでの乗り換えの場合、MNP予約番号を不要にするというものです。
ソフトバンクユーザーが携帯料金を見直しを図った際、できるだけ簡単に転出するということで、その候補先にワイモバイル、LINEMOが来やすいようにする措置です。
結果的にソフトバンクからの転出を促す形になるかもしれませんが、他社への転出を防ぐ意味合いが強いのでしょう。
これはアイデアとしてはなかなか面白いですね。
MNPも作業としては難しいわけではありませんが、よくわからないものはどうしても億劫になるもの。
どれでもいいから安くしたい、となった場合、ソフトバンクユーザーはLINEMOを選びやすくなります。
同様の動きをauなんかもやってくるかもしれませんね。
違約金はネックに
先日、母のスマホプランを安いのに変えようかと思ったんですが、違約金がしっかりかかってしまうということで、延期することにしました。
今は違約金がかからないように総務省の意向もあり、そういった契約にはなりません。
しかし過去の契約は違約金の対象となってしまいます。
これからの契約に関しては乗り換えはしやすくなりますが、本当だったら過去の契約でも違約金がなくなるような仕組みになると、もっと乗り換え促進はおきたのかもしれません。
しかし契約書を交わしているわけですし、さすがの総務省もそれは無理ですよね。
このあたりが改めてネックになっているなぁと感じる今日この頃でした。