7000万円はどこにいく?7pay問題はまだ続く


もはや忘れつつある7pay騒動。これで本格的な幕引きといくのでしょうか。

7pay、残高の払い戻し問題

セブンイレブングループが昨年進めたキャッシュレスサービスが7payです。セブンイレブンやファミリーマートといった大手コンビニチェーンを始め多くのキャッシュレスサービスが登場しました。

しかし、7payはセキュリティに甘く、不正利用が相次ぎ大きな社会問題となりました。その後サービスはすぐ停止されましたが、そのままサービス終了という大きな失態を犯してしまうことになります。

7payは残高の払い戻しを行いその期限が1月10日でした。

普通に考えると、使えもしない7payにお金をおいておいてもなんの意味もなく、払い戻しの手続きをするほうがいいですよね。しかし、なんと25万人、なんと7000万円ものお金が払い戻しされていないことがあきらかになりました。

一人あたりの金額も少なく、めんどくさいという心理が働いたのでしょうか。

残金の行方は?

ではこの7000万円はこれからどうなってしまうのでしょうか?

これは気になるところですが、期限が切れても申請をすれば戻る可能性が高いようです。ただ申請がなければ、最終的にはセブンイレブンの利益として吸収されることになる見込みとのこと。

ネットには複数の認証をクリアしなければ返金できないなど、不満も多くあります。そもそも認証がザルでこの問題が起きただけに、ここにきて急に認証が厳しくなって返金がスムーズにいかないというのも皮肉な話です。

なんとかペイが増えた2019年でしたが、サービスが終了すればこういうことになります。これはキャッシュレスサービスに限る話ではなく、金額をプールするようなサービスは全部そうです。

昔と違って電子マネーにお金をプールして生活するのも当たり前になったので、ちゃんと把握してないといつまでもお金を入れ続けてそのまま忘れちゃうなんてケースも増えていきそうですね。