クマムシという生物がいます。
雑学好きならピンとくるやつですが、テラフォーマーズでも蛭間総理大臣の能力で、有名になりました。
耐性抜群のクマムシ
クマムシというのは、熊虫と書きます。
ずんぐりむっくりしている見た目やゆっくり歩く姿から熊とされているだけで、生物学的に熊と関係しているわけではありません。
ゆっくり歩くことから、緩歩動物とも言われています。
このクマムシは、耐性力がとにかく強いです。
こちらWikipediaを引用しますと
- 乾燥 : 通常は体重の85%をしめる水分を3%以下まで減らし、極度の乾燥状態にも耐える。
- 温度 : 100 °Cの高温から、ほぼ絶対零度(0.0075ケルビン)の極低温まで耐える。
- 圧力 : 真空から7万5000気圧の高圧まで耐える[3]。
- 放射線 : 高線量の紫外線、X線、ガンマ線等の放射線に耐える。X線の半致死線量は3000-5000グレイ(ヒトの半致死線量は4グレイ)。[4]
- 射出: 拳銃弾より速いスピードでの射出に耐える。[5]
とあります。
地球上の生物でも、トップレベルの耐久力を持っています。宇宙空間でも死ななかったという実験もあります。不思議ですね。
意外と寿命は短いんですが、乾眠という特殊技能があります。
自身を乾燥させて長い眠りにつくことができるのです。水を掛けると復活します。
不思議ですね。
前にブログでも紹介しましたが、クマムシを載せた月面探査機が着陸失敗したことがあります。月面にクマムシが普通にいるかもしれません。
1600万年前のクマムシ
最近、1600万年前のクマムシが発見されたというニュースがありました。
詳しくはこちらです。
琥珀に保存されていた1600万年前のクマムシが見つかりました
非常に興味深いところですが、このニュースを聞いておそらく多くの人が、生きているのかどうなのかへの関心を持ったと思います。
こちらの記事にはさすがにそこまでは書いてありませんが、もし動き出したらそちらがトップニュースの見出しになるでしょうから、残念ながら復活はしなかったと思われます。
記事には画像のありますが、クマムシは昔から姿形がほとんど変わっていないようですね。
何度もあった生物大量絶滅にも耐え、おそらくこれから人間が絶滅しても生きていくことになるのでしょう。
クマムシがこれからどのような未来を見ていくことになるのか。