先日、イーロンマスク氏が自社株を売るかどうか、Twitterにて投票を行いました。
なんせ金額がすごいもので、それだけに大きな話題となりました。
テスラ社長のアンケート
イーロンマスク氏といえば、世界の中でもトップ企業の一つである、テスラの社長です。
マスク氏の話によれば、株を売るための目的は税金を払うこととしています。
自分の持っているテスラの株10%に相当する金額の売却ということで、その金額はすさまじいものになります。
それだけに影響も大きく、このアンケートを出したことによりテスラの株価は大きく動くことになりました。
結果、売ったという報道もありました。
マスク氏、テスラ株を5700億円相当売却-ツイッター投票後(Bloomberg) – Yahoo!ニュース
アンケートでは賛成が上回ったようですが、このアンケートの結果を受けてなのかどうか。
最初から売るつもりだったようにも感じますけどね。
マスク氏の狙い
株価が変化する可能性がある情報は、この世の中にはたくさんあります。
そういうものをネット上で話をするだけで、風説の流布にあたります。
インサイダー取引です。
今回の件はどうなんだろうという感じですが。先ほどの記事によれば、そうならなように一般的には事前にプランニングすることが書いてありますが、今回の件がどうだったかについては不明のようですね。
結果的に、テスラ社の株価は落ちています。
マスク氏としては、なにも言わないで売った方が、得られる現金は多かったわけです。
じゃあ損しているじゃんという話ですが、そういうわけでもありません。
逆にいえば、売るかもよ!ってことを世の中に表明したことで、マスク氏が実際に売るショックを市場に織り込むことができるのです。
なので、織り込んだ結果、この程度の下落で収まった、とも解釈できます。
他社にも影響を与えかねないので、むしろ狙いは成功したのかもしれません。
Twiter活用の是非
その一方で、マスク氏はかねてよりTwitterでの発言が話題になります。
その発言一つで、これまでも仮想通貨のチャートを大きく動かすなど、そのたびに右往左往する投資家も多いでしょう。
TwitterのようなSNSは、良くも悪くも、簡単に発言することができます。
それだけに影響力のある人の発言は、それだけ世界に大きな影響を与えます。
今回のように安定する結果となればいいんですが、そうならないケースも何度も出てくるでしょう。
こういうところも、このSNS時代の特徴なんでしょう。
WEB2.0時代の末期という感じがします。