今やネットでの動画視聴はさほど珍しいことでもなくなりました。
これに合わせ、ネット動画の広告ビジネスもここ10年でかなり盛り上がっています。
昔はネットの広告、テレビの広告ってなんとなく棲み分けされていたイメージもありました。
しかし今や、テレビで流れる広告と同じものがネットで流れることもあります。
それだけ大手各社も、ネット広告に力を入れているといえますね。
テレビを消した後の広告
テレビでネット動画を見る人も多いかと思います。
テレビ広告の場合は1再生ごとにどうこうというものではありませんのであまり気にしないところの話なのですが、
ネット広告は再生数やクリック数に広告費が左右されます。
しかしテレビでネット動画を視聴した場合、テレビをオフにした状態でも裏で動画広告が流れていて、いわゆる無駄な広告になってしまうケースがあるそうです。
こちらの記事によれば、年間10億ドルが無駄になっているそうです。
ユーザー目線で言えばあまり関係のない話ですけど。事業者目線で言えば由々しき事態ですね。
広告のこれから
テレビが放送からインターネットへ進出しているように、ネット広告はその規模もあり方も以前よりかなり大きくなっています。
しかしその一方で、プライバシーに関する考え方も厳しくなってきています。
これまでは相手の興味に合わせて広告を出すことができましたが、これから先はどうなるか。
また、個人的に気になるのは広告の量です。
10年前くらいは、この世の中が広告だらけになるのかな、と思っていた時期もありました。
以前はスマホやタブレットそのものに広告を出すことで端末を安価にするという考え方もありました。
そうなると、例えばスマホやスマートテレビなんかも見てないときでも常になんらかの広告がでているとか、そういうこともあるのかなと。
ネット広告は便利で、逆にいえば広告に溢れた生活になることもあり得るかなと。
しかし、案外そんな風にもならないのかなと最近は思っています。
意外と広告だなんだのお金優先ではなく、ユーザーの便利さとかプライバシーとか、健全な方向へ社会は進むものですね。
未来のネット広告はどんな感じになっているのでしょうか。
こうなったらいいな
ネットフリックスが広告アリの安いプランを考えているという報道もあります。
広告を見ることで安くいろいろなサービスを受けられるというのは、それはそれでユーザーには優しいですけどね。
プライバシーについてはたしかに厳しくなってきていますが、考え方もそれぞれです。
自分は別にそこまで気にしてないので、いくらでも自分の情報を提供しても構いません。
広告の有無、ターゲット機能の有無など、なにかこういうところも、ユーザー自身に選択でき、それによりユーザーの支払う金額が変わるような形にもなるかもしれませんね。