今日11月18日は、Suicaが販売開始してから20年という日になります。
当時はまだああいったタッチ式のキャッシュレスサービスもなかったので、非常に斬新なものでした。
キャッシュレスという概念もない時代
20年前は、そもそもキャッシュレスと言う概念もありませんでした。
クレジットカードは存在していましたし、図書券なんかももちろんありました。
なので現金以外でも商品を購入する手段はあったのですが、キャッシュレスというものとは認識が違いましたね。
当時のSuicaは、あくまでJRに乗るためのものでした。
自分は私鉄沿線で育ったということもあり、Suicaを本格的に使い始めたのはもう少し後でしたね。
それまでは切符を買うのが当たり前でしたし、切符を買うときに各鉄道会社が発行するカードは割安で販売されていました。1万円分のオレンジカードを購入すると、1万700円分も乗れましたからね。
Suicaはチャージ方式でしたが、こういったサービスがなかったので、改悪と感じた人も多かったかもしれません。
キャッシュレスでのSuica
その後、PASMOが2007年に登場し、SuicaとPASMOが連携されるようになります。
当時としてはとても画期的なことでした。
バスなど公共交通機関でも導入し、さらにはコンビニなど各店舗でも利用できるようになります。
急激にシェアを拡大していったのは、この辺りからでしょうね。各地方の発行するICカードとも合わせて使えるようになったのも大きかったです。
iPhoneなどスマホでも対応できるようになり、今やSuicaといった交通用ICを持っていない人を探す方が難しいかもしれません。
現在は簡易版Suicaも登場し、最終的にはすべての鉄道でSuicaが使えるようになることでしょう。
コンビニやスーパーではおそらくすでに全国区でしょうから、Suicaをはじめ交通系ICカードは、ますますなくてはならないものになっていくことでしょう。
当時はこういった新しいサービスが次々と登場していたタイミングでしたが、結果的にはやはり鉄道を抑えたSuicaのシェアは圧倒的でしたね。